山﨑 正樹選手 (松商学園)

山﨑 正樹

球歴:松商学園

都道府県:長野

ポジション:捕手

投打:右 / 右

身長:173.0 cm

体重:103.0 kg

学年:卒業

寸評

 1年夏から、名門・松商学園の4番・捕手を任されている逸材です。巨漢を生かしたパワフルな打撃が売りで、攻守に荒削りですが楽しみな選手。 (第一印象)  圧倒的な能力があったせいか? 技術的には指導されて来なかった選手だと思います。特に捕手としては、手だけで捕りに行ってしまうので、キャッチングミスが目立ちます。 (ディフェンス面)  大きな体を小さく屈め、ミットもしっかり示してグラブも下に下げません。そのためワンバウンド処理の時の、ミットの出し方やカバーの仕方は、けして下手だとは思いません。ただコースを外れた球に対し、体ではなく手だけを伸ばして捕ろうとするので、ボールを逸らしてしまうことも少なくありません。ボールをよくこねて、投手にも投げやすい環境を整えるなど、捕手らしい一面が見られます。スローイングも捕ってから投げるまでの動作は悪くないのですが、あまり地肩強くないのと制球力がもう一つの印象を受けました。 (打撃内容)  前足を引いて、グリップを高めに添えて構えます。一度ベース側につま先立ちして、それから踏み出すので、動作が遅れがちになるのが気になります。ただスイングの弧が大きく、ボールを遠くに運べるパワフルな打撃は魅力です。 <長所>  どの方向にも打ち返せる、幅の広い打撃ができます。あとは、タイミングのとり方を工夫できれば、緩急にも対応できるのではないのでしょうか。 <課題>  踏み込んだ足元が、インパクトの際にブレてしまいます。またバットを振り出すときも肘が下がってしまい、かなり遠回りバットが軌道します。
更新日時:2012.06.30

将来の可能性

 非凡なパワーと捕手としての適正が感じられる点には、好感が持てる選手です。ただその一方で捕手としては、キャッチングとスローイング。打撃では、始動の遅さ・下半身の安定、スイング軌道と、かなり基礎的な部分に課題を残します。まだ2年生だけに、最終学年までに課題が改善できる時間は充分残されています。上のレベルの野球を意識するのであれば、そろそろ技術的な追求も、初めても良いのではないのでしょうか。
更新日時:2012.06.30

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