高坂 綾選手 (流通経済大柏)

高坂 綾

球歴:流通経済大柏

都道府県:千葉

ポジション:投手

投打:右 / 右

学年:卒業

短評

観戦レポートより抜粋(2018年5月4日)  そして7回裏、流通経済大柏は3番手で、背番号「11」の高坂 綾(3年)がマウンドに登る。秋は背番号「1」だった高坂は、今大会はリリーフ中心の起用となっている。  高坂は立ち上がりからアクセル全開のピッチングを見せる。2三振を奪い、6回裏に1点を返して反撃ムードになってきた千葉敬愛の勢いとあっさりと止めた。  高坂は上半身、下半身が連動した投球フォームから投げ込む右の本格派。一冬超えて全体的に筋力アップしたことで、フォームに力強さが増した。  ストレートは常時135キロ~142キロを計測し、回転数、角度ともに申し分ない。短いイニングに力を集約するリリーフとはいえ、昨秋の高坂は136キロがやっとだった。今回は3イニングで、140キロ以上を8球計測するなど大きくパワーアップに成功した。そして高坂は速いだけではなく、高低自在に投げ分ける制球力も備える。  さらに120キロ後半を計測するカットボール、120キロ中盤のスライダー、120キロ中盤のフォーク、110キロ前後のスラーブはいずれもストライクが取れて、手元で鋭角に曲がる。巧打者揃いの千葉敬愛打線に太刀打ちさせなかった。  好投手が多い千葉県だが、投球フォームの完成度、ストレートの威力とコマンド力の高さ、変化球の精度の高さを見ると、高坂は今年の千葉県で1、2を争う投手といえる。  そして高坂はバットでもアピールした。9回表、安打で出塁すると、一死二塁から1番糸瀬が左越え適時三塁打で4点目。途中出場の山崎大樹(3年)の中前適時打で5対1と点差を広げた。9回裏、高坂は三者連続三振締め。3回を投げて、被安打1、7奪三振の快投で、二季連続の準々決勝進出に貢献した。
更新日時:2019.05.07

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