東野 翔太選手 (高田商)

東野 翔太

球歴:高田商

都道府県:奈良

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:168.0 cm

体重:63.0 kg

学年:卒業

寸評

 小柄ながら、非常にバランスの取れたフォームとマウンド捌きからセンスを感じます。セットポジションから常時130キロ前後~135キロぐらいのストレートに、体の近くで鋭く曲がるスライダーとカーブを織り交ぜるオーソドックスな本格派。 (第一印象)  一目見てスジの好い投手だなと言った印象を持ちました。実際に、投球の「間」のとり方、コースを出し入れできる投球術、フィールディングの一歩目の速さ、クィックが1.1秒台の素早さなど、随所に野球センスの高さを垣間見せます。 (長所)  ボールをコースに、しっかりコントロールできます。その高い制球力に加え、ボールを出し入れしたり、「間」の使えるマウンド捌き、しっかり投球をまとめられる投手らしい投手。  その高い精度の制球を支えるのは、グラブを最後まで内に抱えられること。これにより両サイドに、しっかりボールをコントロールしてきます。まして「球持ち」がよく、指先の感覚にも優れていることも、微妙なコントロールに影響しているはず。そして何より、ボディーバランスが素晴らしいこと。これにより、フォームの軸が余計にブレません。 (課題)  体の「開き」が早いので、せっかくコースを突いた球でも、球筋が早く見破られ打ち込まれることが多いです。せっかくの精度の好いコントロールが、まだ充分活かせておりません。  足の甲での地面の押し付けができず、完全に投げるときに浮いてしまっています。これでは、ボールが高めに上吊るだけでなく、下半身のエネルギーを後の動作に伝えられません。そのため活きた球が、打者の手元まで行かないのが残念です。
更新日時:2012.02.16

将来の可能性

 すでに投手としては、ある程度「形」ができた投手です。そのため一冬越えても、どの程度の伸び代があるのかは微妙でしょう。しかし「開き」早いフォームと、足の甲の押し付けという大きな課題を抱えており、これを改善できれば、また違った世界が広がるのではないのでしょうか。   2012年度の奈良を代表する投手として、注目を集める一人だと思います。ぜひ高校で終わらずに、大学・社会人とステップアップしていって欲しいです。その投球内容は、全国大会を意識できる投手なので。
更新日時:2012.02.16

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です