大滝 勇佑選手 (地球環境)

大滝 勇佑

球歴:地球環境

都道府県:長野

ポジション:外野手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:77.0 kg

学年:卒業

寸評

 地球環境の主力打者。182センチ77キロと恵まれた体格をしており、走攻守三拍子揃った外野手として注目していた選手の一人。履正社戦では2安打2盗塁の活躍。守備でも俊足を飛ばして守備範囲の広さを披露し、走攻守すべてで持ち味を示した。まだ課題はあるが、漆戸 駿共に楽しみな選手といえるだろう。 (打撃)  スタンスはスクエアスタンス。グリップを肩の位置に置いてバットを立てて構えている。懐が深く、雰囲気を感じさせる構えをしている。投手の足が着地し、リリースに入る直前に始動を仕掛ける「遅い仕掛け」で打つ選手で、ボールを引き付けて打つ。最近は捕手よりのポイントで打つ強打者タイプが多い。  トップの動きを見ていくと捕手側方向へしっかりと引いてタイミングを取っている。スイング軌道は弧を描くようなスイングで、ボールを遠くへ運ぶ感覚。外角に対してバットの出は良く、高めに浮いた変化球を好む傾向がありそうだ。  小さく足を上げてインステップ気味に踏み込んでいく。踏み込んだ左足は「割れ」の体勢が出来ず、インパクト時にぶれてしまい、下でしっかりと支えるスイングは出来ていない。低めの変化球に弱く、タイミングが合っていない空振りとなっている。第一打席で、レフト前ヒットを放ったが、真ん中低めのスライダー。この時は膝の割れは良かった。  もう少し下半身を柔軟に使う意識が出てくると対応力は高まっていくのではないかと考える。 (守備・走塁)  一歩目の反応は良く、俊足を飛ばしていくので、守備範囲はかなり広い。ちょっと球際で怪しい処が見られたが、元々肩が良いという触れ込みなので、高校生としてはA級の守備力だ。  この日は2盗塁。二盗だけではなく、三盗も決めた。公式戦・練習試合を通じて47試合で29盗塁と走っているが、公式戦では僅か2盗塁と積極的に走る傾向が見られない。4番なので、走ってチャンスを作るのではなく、還すのが彼の役割。ただ彼がチャンスメーカーとなるであれば、積極的に走る姿勢は大事だ。
更新日時:2012.03.27

将来の可能性

 走攻守に高い水準に達しており、アスリート型外野手として持ち味を示すことが出来た。走塁・守備よりも打撃で変化球の対応に課題を抱えており、夏になると速球だけではなく、変化球のレベルも高まっていくので、如何に変化球を打ち返す技術を身につけられるかが評価を高めるポイントになるのではないかと考える。身体能力は高く、現時点でも高校生の右打ち外野手として、面白い選手だが、ドラフト候補と推すには一回り成長した姿を見せてもらいたい。
更新日時:2012.03.27

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