大塚 裕昭選手 (小高工)
寸評
小高工業では、 蒔田 達広(3年)投手と共に、2枚看板としてチームを支えてきた。夏の聖光学院戦では、強豪相手に粘り強く終盤まで試合を作って力のあるところ魅せてくれた。 (投球内容) オーソドックスな右上手投げで、球速は130~中盤ぐらい。両サイドにしっかり投げ分けるコントロールがあり、緩いカーブ、カットボールのような高速スライダーに、フォークのような沈む球など、球種はかなり多彩。 時々高めに浮く球を聖光学院の各打者は逃さなかったが、両サイドに投げ分ける投球で苦しめた。クィックは、1.0秒を切るような、高速クィックも自慢。 <長所> グラブを最後まで内に抱えられており、両サイドの投げ分けが安定。球持ちもよく、指先の感覚も悪く無い。 腕をしっかり振ることができ、速球と変化球の見極めは困難。ボールにもしっかり体重を乗せてからリリースできており、打者の手元まで力のあるボールが投げられていた。 <課題> 膝小僧に土が着いてしまうぐらい重心が沈んでいるので、足の甲で地面を捉えてもボールが上吊りやすい。また体重移動も、後ろに重心が残りやすくなってしまう。
更新日時:2016.07.21
将来に向けて
骨太しっかりした体格の持ち主であり、馬力があるのも良い所。鍛えようによっては、まだまだ大化けしても不思議ではない。卒業後も、ぜひ野球を続けて欲しい選手だった。
更新日時:2016.07.21