蒔田 達広選手 (小高工)

蒔田 達広

球歴:小高工

都道府県:福島

ポジション:投手

学年:卒業

寸評

 この夏は背番号1をつけて、大塚裕昭と共に、チームを準々決勝まで導いた。最後となった聖光学院戦では、最後に登板し力のあるところを魅せてくれた。 (ここに注目!)  腕をしっかり上から叩けるフォームであり、土台がしっかりしている。今後の成長が見込まれる投手なので、今の投球を目に焼き付けて数年後の姿を期待して欲しい。 (投球内容)  リリーフでの登場ということで、ストレートは130キロ台後半(MAX139キロ)を連発。そのストレートは、キレで勝負する快速球。それにスライダー、フォーク系の沈む球も織り交ぜて来る。短いイニングだったので細かいことはわからなかったが、両サイドにボールを散らすことができ、変化球も低めにゆくなど、けして勢いだけの投手ではないようだ。 <長所>  お尻を一塁側に落とせるフォームなので、将来的にもカーブで緩急をつけたり、フォークに磨きをかけることにも無理がない。着地までの粘りができれば、身体を捻り出す時間も確保できるので、もっと良い変化球を修得してピッチングの幅を広げて行けそう。  グラブを最後まで内に抱えれており、両サイドの投げ分けは安定。足の甲でもしっかり地面を捉えており、ボールも上吊り難い。球持ちも良く指先の感覚も悪くなさそうなので、コントロールが大きくブレることなないだろう。  腕がしっかり振れており、速球と変化球の見極めは困難。ボールにしっかり体重が乗せられてからリリースできており、打者の手元まで生きた球が投げられる。 <課題>  テイクバックを大きく摂り過ぎているのも影響してか? 身体の開きが早くボールが見やすい。着地までの粘りを身につけたり、グラブを斜め前に出したりして、球の出どころを隠す意識をこれからは持ちたい。
更新日時:2016.07.22

将来に向けて

 フォームの土台はしっかりしているので、ボールに強さが出てくると面白い。まだまだ伸びる要素があり、志しを高く持って野球を続けて行ければ才能が開花する可能性は充分あるだろう。あえて高いレベルに身を置き、野球を続けて行って欲しい一人だった。
更新日時:2016.07.22

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