植松 裕貴選手 (小豆島)

植松 裕貴

球歴:小豆島

都道府県:香川

ポジション:捕手

投打:右 / 左

身長:170.0 cm

体重:62.0 kg

学年:卒業

寸評

 21世紀枠で出場したセンバツ大会では、4番・捕手として出場。打っては2安打、守備でも存在感のあるところを示して魅せた。 (第一印象)  おもいっきりの良いスイングと、捕ってから素早く投げるスローイングが目を惹きます。攻守で、光るものを持っています。 (ディフェンス面)  しっかり周りに指示の出せる、司令塔らしい捕手。ミットを示したあとも、グラブを地面に下げることなく捕球。こうすることで、ワンバウンドするような球にも素早く対応することができます。キャッチング1つ1つも、ボールの勢いも負けずブレないで捕球できるところにも好感が持てます。  捕ってから素早く、無駄のない送球が最大の魅力。1.9秒台で二塁まで到達するなど、高校生としては上位レベル。打球への反応・カバーリングも悪くなく、プレーに集中力を感じます。上のレベルでも、捕手を続けて行ける選手ではないのでしょうか。 (打撃内容)  オーバーフェンスを連発する長距離ヒッターというよりは、鋭い打球で野手の間を抜けてゆくタイプかの強打者。 <構え> ☆☆☆  前足を引いた左オープンスタンスで、グリップの高さは平均的。腰の据わり具合、全体のバランスと並ですが、両目で前を見据える姿勢は悪くありません。打席でも、力みが感じられないところは良いところ。 <始動> 遅すぎ  投手の重心が下るときに一度つま先立ちして、そこからリリース直前に本格的に動き出します。どうしてもこうすることで、打てるタイミングは限られます。 <下半身> ☆☆☆  始動~着地までの時間は不十分で、どうしても打てるタイミングは1点に限られます。それだけ狙い球を絞り、その球を逃さないことが求められます。  真っ直ぐ踏み出すように、内角でも外角でも捌きたいタイプ。踏み込んだ足元がブレないので、低めや外角の厳しい球にも喰らいつけます。 <上半身> ☆☆☆☆  打撃の準備である「トップ」の形をつくるのは自然体で、柔らかくリストが使えるのは良いところ。バットの振り出しもインサイド・アウトではありませんが、外の球を叩くのには無駄を感じません。  バットの先端であるヘッドを立てて、上手く外の低めの球をセンター方向にはじき返します。潔いスイングで、目の覚めるような当たりを放てます。 <軸> ☆☆☆☆  足の上げ下げは小さいので、目線の上下動は少なめ。身体の開きも我慢でき、軸足も地面から真っ直ぐ伸びて調子の波は少なそう。軸足の内モモにも強さが感じられ、打球の速さを裏付けます。
更新日時:2016.05.06

将来に向けて

 今すぐドラフト候補云々の選手ではありませんが、攻守にバランスの取れた良い選手だと感じます。打撃もおもいっきりが良いですし、捕手としても中々の好捕手。これからの活躍も期待したくなるような選手であり、上のレベルでも野球を続けて欲しいですね。
更新日時:2016.05.06

1 Comment

  1. 佐藤 晋平

    2024-02-13 at 11:34 AM

    手マフラー

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