馬越 大地選手 (滋賀学園)
短評
ヘリコプター打法で話題になった一塁手。釜石戦では5打数3安打の大活躍。バットをグルグル回す動作が注目されるが、間合いの取り方が秀逸。左足を高々と上げてから、しっかりと投手に対してシンクロをさせて、左足をぐっと踏み込んで弧を描くスイング軌道でボールを捉える。ストレートに対してはコース、投手の球速等をいろいろ見て、引っ張るか、逆方向へ打ち分けることができる選手で、変化球に対してもしっかりと引き付けてヒットにすることができる。スイングスピードは非常に速く、打球速度も凄まじい。このスイングスピードの速さがあるからこそ、やや始動を遅らせて打つことができるのだろう。高めにめっぽう強く、本塁打にしたのも高め。ボールを捉えて振り切った姿は井上晴哉(現・千葉ロッテ)を思わせるような選手だ。夏でも大爆発を期待したい。
更新日時:2016.04.07