伊藤 康祐選手 (中京大中京)

伊藤 康祐

球歴:中京大中京

都道府県:愛知

ポジション:中堅手, 二塁手

投打:右 /

身長:172.0 cm

体重:76.0 kg

学年:卒業

寸評

 今年の中京大中京の主力選手としてチームを引っ張る伊藤 康祐だ。中学時代は二度の世界大会を経験しており、国際大会の経験は豊富。甲子園でもバックスクリーン弾を放ち、活躍を見せた伊藤は日本代表に選出した。U-18の練習試合の様子を伝えながら、どんな選手なのかを伝えていきたい。 (打撃)  現在は2番センターで出場している伊藤。甲子園ではバックスクリーン弾を打つなどパワーがある選手に見えるが、基本的にコンタクト能力の高さで勝負する右の中距離打者だ。木製バットになっても対応力は高く、どの投手に対しても安打にすることはできている。まだスイングの強さはないが、高確率で安打が期待できる打者といえよう。  スクエアスタンスで構え、トップの位置を見るとやや低く、背筋を伸ばしてバランス良く構えることができている。両目で見据えることができており、これがコンタクト能力が高い要因といえるだろう。トップの動きを見ると捕手側方向へ引いていきながら、グリップが後ろに入りすぎることはないので、インコースの捌きも期待できる選手だろう。U-18代表の野手はインサイドアウトで振り抜くことができる選手は多いが、伊藤もその1人。目線と体の軸がぶれることなくボールを捉えることができる。伊藤は木製バットに適応しているだけではなく、軸のブレが少ない打撃フォームだからこそ見極めができて、打ち損じすることなくボールを捉えられる。世界の投手たちにも安打は多く打てそう。ここから長打を打つにはフィジカル面の強化が絶対だが、まずはこの国際大会では、ボールをしっかりとコンタクトして、ボール球はしっかりと見極めることを求めていきたい。 (守備・走塁) 外野守備を見ると一歩目の判断は悪くなく、守備範囲の広さは高校生として高いレベルに達している。ただスローイング技術を見ると際立って強い選手ではなく、守備範囲の広さで勝負することになるだろう。  走塁技術は高く、二塁、三塁を颯爽と駆け抜ける俊足が魅力。盗塁は少ないが、ベースランニングは上手いので、多くのチャンスを演出してくれそうだ。
更新日時:2017.08.28

将来の可能性

 走攻守全てに高いレベルに達しており、高卒プロという凄みはないが、強豪大学で十分続けられる技量は達している。まずは持ち味である実戦力の強さを発揮し、世界の舞台で活躍することを期待したい。
更新日時:2017.08.28

短評

観戦レポートより抜粋(2017年8月11日) 1番伊藤 康祐 (3年)がバックスクリーンへ飛び込む本塁打で1点を先制。伊藤はU-18代表候補に選ばられているが、この試合で、自分の実力を発揮した。スクエアスタンスで構え、力みなくボールを待つことができており、インサイドアウトでボールで呼び込んで、広角に鋭い打球を連発できる選手で、打撃技術の完成度が高い。広島広陵の平元 銀次郎の速球、変化球にも立ち遅れることなく、弾き返せる能力の高さはさすがだ。
更新日時:2017.08.12

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