上田 昌人選手 (武修館)

上田 昌人

球歴:武修館

都道府県:北海道

ポジション:投手

投打:右 / 右

身長:182.0 cm

体重:82.0 kg

学年:卒業

寸評

 2010年度の北海道NO.1右腕と言われている選手で、今時の高校生としては非常に下半身がしっかりした投手です。一冬を越えて順調に伸びていれば、間違いなくドラフト候補としてスカウト達の熱い視線を浴びる存在だと言えます。  ワインドアップから、足をゆっくり引き上げてくる本格派。球速は、昨夏の時点で常時135〜140キロを越える勢いがあり、球威と伸びを兼ね備えた、まさにドラフト候補を彷彿させる球を投げ込んできます。変化球は、ほとんどスライダーとのコンビネーションでした。  両サイドに投げ別ける制球力もあり、牽制・フィールディング・クィックモーションなどにも優れ、マウンド捌きも悪くありません。単なる球が速い素材型と言うことはなく、素直に筋力がつけば、それが結果になって現れるタイプだと思います。  課題は、球全体が高い傾向にあり、特にスライダーなどが甘く入るところが怖いです。また打者の内角を突けないので、投球が外角一辺倒になりがちです。もう少し緩急や縦への変化なども交え、投球の幅を広げられるかが一つ大きなポイントになりそうです。
更新日時:2010.02.24

将来の可能性

 将来的には先発タイプだと思うのですが、現状は攻めのバリエーションが不足しており、プロで先発を意識できるほど、引き出しが多くありません。一冬を越えて、どんな投球ができるのかで、その将来像も大きく変わってきそうです。  土台がしっかりしている投手ですし、フォームに大きな癖もありません。筋力・体力作りが順調に進んでゆけば、高卒でプロ入りする可能性を大いに秘めている素材だと思われます。いずれは、プロでもローテーション投手としての活躍を、期待してみたい素材です。  北海道では、あの田中将大(駒大苫小牧-楽天)投手以来の大器だと思います。彼のような最上位指名でプロ入りできるかどうかは、今後の成長次第。ぜひ春季大会の時点で、北海道までチェックに行きたい選手でした。
更新日時:2010.02.24

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