赤嶺 謙選手 (沖縄尚学)

赤嶺 謙

球歴:沖縄尚学

都道府県:沖縄

ポジション:中堅手

投打:右 / 右

身長:176.0 cm

体重:75.0 kg

学年:卒業

寸評

 一度バントをするような形から戻して打つ、独特のバスター打法に特徴がある赤嶺謙 。特に打球の鋭さが目を惹く、沖縄尚学の核弾頭。    (第一印象)     かなり個性的なフォームをしている選手で、独特の感性を持っているように思います。まだまだ荒削りですが、素材としての魅力が感じられます。    (守備・走塁面)     中堅手としては、打球への反応・落下点までの入りを見ていると、まずまず上手い外野手に見えます。中堅手としても地肩が強いので、あとは送球のコントロールなど、細かい部分を追求して欲しいところ。     一塁までの塁間は、4.50秒前後と思ったほどではありませんでした。これは、左打者に換算すると4.25秒前後に相当。上のレベルの野球では、走力は中レベルになってしまいます。実際もう少し速く走る能力はあると思いますが、新チーム結成以来の23試合で盗塁は3個と、足でガンガンかきまわして来るプレーヤーではありません。    (打撃内容)    基本的には、引っ張って巻き込みたいタイプの打者なのでしょう。それでも白鴎大足利戦では、カーブをよく引きつけて鋭くライト線に抜けて行くスリーベースを放ったように、右方向への打撃も可能です。    <構え> ☆☆☆    前の足を引いた右オープンスタンスで、グリップの高さは平均的ぐらい。腰を深く沈めた構えで、全体のバランスとしては個性的ですが、両目で前を見据える姿勢は悪くありません。   <始動>  早め     投手の重心が沈み始める時に始動する、典型的なアベレージヒッター。    <下半身> ☆☆☆☆    足を大きく引き上げてまわしこんでくるタイプで、始動~着地までの「間」はとれています。そのため、速球でも変化球でも合わせやすいはず。ベースから離れた方向に踏み出すアウトステップで、内角を強く意識していることがわかります。それでも踏み込んだ足元はブレないので、外角でも高めの球ならば充分に右方向にはじき返すことができます。    <上半身> ☆☆☆     打撃の準備である「トップ」の形をつくるのは平均的ですが、バットの振り出しが体から離れてボールを捉えるまでにロスを感じます。体をいち早く開きながらも、バットの先端であるヘッドを下げることなく振るので、ドアスイングになるのを防ぎます。   <軸> ☆☆☆     頭はそれほど上下に動かないので、目線は大きく動きません。体は早く開くものの、足元が盤石なので開きを最後抑えることが出来ています。軸足は少し後ろにズラすことで、振りやすいスペースを確保しています。
更新日時:2014.04.26

将来の可能性

 中堅守備とスイングの強さに、最大の魅力があります。素材としては、走力は並も肩の強さが目立ちます。打撃はまだまだ粗い部分はあるのですが、独特の感性も相まって面白いものは持っています。こういった個性を上のレベルで伸ばせれば、更にプロなどの領域もいずれは見えてくるかもしれません。
更新日時:2014.04.26

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