動体視力の種類とトレーニング方法

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2018.04.17

車のナンバープレートを使って素早く計算することは目と頭を連携させた判断力を養う

 野球をはじめ、多くのスポーツにおいて目から得られる情報によって瞬時に判断し、動作することはパフォーマンス向上に不可欠な要素の一つです。これは視力検査などで測定する視力(止まったものを止まった状態で見る静止視力)というよりも、動くものを正確にとらえることのできる動体視力が大きく関与していると考えられています。

 

動体視力と一口に言ってもその求められる能力はさまざまですが、特に
・素早いものを追う目の動き
・遠近移動するものを追う目の動き
・集中して見られる範囲を広げる周辺視能力
が必要であるといわれています。

 

 こうした能力が高まると、ピッチャーから投げられるボールに対してより見極めがしやすくなることや、ボールを振らなくなるため出塁率が上がったり、的確にストライクを打ってヒットになる確率が高まったりすることが期待できます。

 

【素早いものを追う目の動き】

 動体視力は日常生活の中で鍛えることが可能です。通学途中に電車の車窓から看板を見たり、すれ違う車のナンバープレートを見たりして、瞬時に読み取ることでも素早いものを追う目の動きを鍛えることができます。またすれ違ったナンバープレートの数字を足したり、引いたりといった複雑な作業は目と頭を連動させて判断力を養うことにつながります。

 

【遠近移動するものを追う目の動き】

 左右の親指を立てて、顔を動かさずに爪の先を交互に目で追うようにします。慣れてきたら左右の腕の幅を広げたり、上下に高さを変えたり、前後の奥行きを意識したりして行うようにしてみましょう。素早く焦点を合わせることで目の動きを制御する筋肉を鍛えることができます。ただ一度に長時間行うと目が疲れてしまうので、回数は少しもの足りないかなという程度にとどめておき、思い立ったときに短時間で行いましょう。

 

【周辺視能力を鍛える】

 目と手の連動を意識するときには左右の手にテニスボールや野球ボールなどを持ち、同時に上に投げて同時にキャッチします。どちらか一方を見るのではなく、広い視野をもって2つのボールを追うようにします。ペアがいる場合はペアで行ってもいいですし、5〜6人が輪になって2つのボールを同時に投げてキャッチする練習などは楽しみながらトレーニングすることができます。メジャーリーグのコーチは普段から手にボールを持っていて、選手と話しながら突然ボールを投げたりすることもあるそうです。どんな場面でも野球のトレーニングにつなげるところが興味深いですね。

 

文:西村 典子
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