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病気への抵抗力を上げる

2017.10.31

病気への抵抗力を上げる | 高校野球ドットコム
とろみのついたあんかけ料理は身体の中が温まり、その効果が持続しやすい

病気への抵抗力を上げる

 秋から冬にかけての時期は気温が下がってくるだけではなく空気が乾燥し、ウイルスなどが活動しやすくなる状況になりやすくなります。環境面を考えてみてもこれからの時期は風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすいといえますが、毎日練習や試合で身体を酷使している野球選手にとっても、疲労が積み重なることによって免疫力が低下し、体調を崩しやすくなります。まずは日々の体調を整えて「練習を休まない」ようにセルフコンディショニングを実践することが大切になってきます。

 ウイルスや菌への抵抗力を高めるためには、ウイルスが体内に侵入する入口である鼻や喉などの粘膜に潤いを保つようにしましょう。粘膜に十分な潤いがあるときは外部からの異物をキャッチして侵入を防ぎますが、乾燥していると異物は粘膜を通過しやすくなります。暑い時期は選手も喉の渇きを覚えやすく、水分補給を行うことも多いのですが、乾燥に対しては意外と無頓着な選手も多いです。

 練習中の水分補給だけではなく、食事においても味噌汁やスープなどの汁物を必ずとるなど水分補給を意識して行うようにしましょう。また粘膜そのものを強化する栄養素としては、オレンジ色の野菜や果物に多く含まれるビタミンAのもととなるカロテンをとるようにします。カボチャやニンジン、みかんや柿などにはカロテンが多く含まれるのでこうした食材を選んで食べるようにすることもオススメです。

 免疫力を高めるという点では身体を冷やさないことも大切な要素の一つです。汗をかいたらタオルなどで拭いて着替える、お風呂は湯船につかってしっかり暖まる、お風呂上がりに薄着で過ごさないといった体温を奪われないようにする一方で、身体を温めるような食べ物を積極的にとることも大切です。温かい食べ物、飲み物はもちろんのこと、とろみのついたあんかけスープなどは胃での滞留時間が長くなり、身体を温める効果が持続します。しょうがやニンニク、カプサイシンを含む香味野菜なども食事の中に上手に取り入れましょう。またビタミンCは身体の免疫力を高めるために効果が期待できる栄養素ですので、こちらも意識してとるようにすると良いですね。

文:西村 典子
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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