「球速・回転数・回転軸」を簡単に計測できる、ミズノのMAQとは??
MAQと専用アプリケーション
簡単に「回転数」が計測できる夢のようなボール「MAQ」
近年ボールの「キレ」や「ノビ」が重要視されている野球界。「キレのある変化球、ノビのあるストレート」という言葉が使われている。しかし実際に「キレ」やボールの「ノビ」が数値として表されることはなく、あくまで主観的な感覚として扱われてきた。
最近ではプロ野球で大型の機材を使い、「球速、回転数、回転軸」が数値として表わされるようにはなってきたが、これはあくまでプロ野球界の話。高校球児がこのような機材を使い、自分の正確な球速や回転数などを知ることができる機会はなかった。
しかし、ついに高校生や中学生でもこの「球速、回転数、回転軸」がミズノの「MAQ~MAKYU」という新製品によって簡単に知ることができるようになる。
デモンストレーションを行った三浦大輔氏
このミズノの「MAQ~MAKYU」は「球速、回転数、回転軸」を測定する専用のセンサーをボールの中に内蔵。そのため見た目、触り心地は普通の硬球との違いはない。この点について、デモンストレーションを行った元DeNAベイスターズの三浦 大輔氏も「触り心地も硬球と一緒ですし、違和感なく投げることができますね」と使いやすさに言及した。
心配される耐久性も130キロの衝撃試験を3000球繰り返した後も全く問題なく使用できる。ボールはワイヤレス充電器でボールを置くだけで充電可能。さらに専用のアプリケーションで「球速、回転数、回転軸」を数値として見ることができる。また複数人、過去の投球データも確認でき、好調時、不調時の比較なども簡単に行うことができる。精度面でもプロで使われている機材と同等の精度を算出していて、高校球児にとっては夢のようなボールになっている。
三浦氏は「ここ数年、回転数を測る機会が増えてきています。また一つの目安ができたのかなと。数値として出るのでわかりやすいと思います。」と語り、新たな使い道の可能性についても「大学生、高校生、中学生でもどんどん使っていいと思います。全選手に投げさせて回転数のいい者をピッチャーにするとかそういう選び方もできると思いますし。大きな機材を使わずにボールとスマホだけでこうやって数値に現れるのは楽しみですよね」と話した。
ここからプロ野球や大学でのテストを重ね、2018年春の発売を予定している「MAQ~MAKYU」。高校球児にも「数値」としてデータが現れるこの商品を使って、新たな目安ができる時期は近いかもしれない。
MAQ(マキュー)についてもっと知る!
【MAQ特設サイト】