リラックス効果の高まる入浴法

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2017.03.17

リラックス効果の高まる入浴法

戦闘モードからリラックスモードへ。心身ともにリフレッシュして疲労回復に努めよう。

 毎日練習に励むアスリートにとって、体力的な疲労や精神的な疲労はどうしても蓄積されていくもの。公式戦が近くなるにつれてさらに大きな負担がかかってくることが想像できます。不眠に悩む選手も多いといわれていますが、これは自律神経の一つである交感神経が優位に働き、試合などへの「戦闘モード」が試合前後においても続いている状態であることが考えられます。

 このような状態では体力的に疲労していても興奮状態が続くため寝つけない、すぐに目が覚めるといったことが起こり、疲労が蓄積されていく要因ともなってしまいます。疲労を翌日以降に持ち越さない、心身ともにリラックスした状態をつくり出すためにも、皆さんが普段から習慣としている入浴時間を上手に活用しましょう。

 入浴はシャワーだけではなく、湯船につかって身体を温めることが大原則。お湯によって身体の中から温められますので血管が拡張し、身体にたまった疲労物質や老廃物の排出を助けます。また筋肉は温められることによってより柔軟性が増し、疲労などで感じる筋肉の張りなどがやわらぎます。ただしお湯の温度が熱すぎると交感神経が刺激されて興奮し、心身の緊張を高めてしまったり、また熱すぎるとそもそもお湯につかること自体がストレスと感じてしまったりすることなども考えられます。お湯につかって「気持ちいい」と感じる程度の温度(40℃前後)が理想的です。

 また湯船につかると水面からの深さに応じて水圧が加わります。この圧力は全身にかかってくるのですが、足への水圧はポンプ作用としてたまった血液を心臓に戻すことを助けるため、血液循環が良くなります。また腹部にかかる水圧は、身体の中心部にある横隔膜を押し上げるため呼吸回数が自然と増え、心肺機能が高まることが期待できます。さらに水中では浮力が働くため、身体が軽くなります。普段体重を支えている筋肉や関節は重力によるストレスから開放されて負担が少なくなります。足首を柔らかくするために湯船の中で正座をしてみたり、手で足を持ってグルグルと回してみたりすることで柔軟性の改善にもつながります。

「戦闘モード」から心身を解放し、リラックスした状態でコンディションを整えることもアスリートにとってはとても大切なもの。毎日の入浴時間を疲労回復のための時間として有効活用してくださいね。

文:西村 典子
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