“餅パワー”でエネルギー補給をしよう!

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2017.01.05

餅パワーでエネルギー補給をしよう!

小分けでかつエネルギー量をしっかり取れるお餅を食べよう

 お正月にはお餅をたくさん食べる機会もあると思います。「お餅を食べ過ぎると太る」というイメージがあると思いますが、アスリートにとっては非常に重宝するエネルギー源であることを覚えておきましょう。

 普段食べている白米(うるち米)とお餅に使われるもち米を比較した場合、同じ100gで計算すると、白米が37.1gの炭水化物を含むのに対し、お餅は50.3gの炭水化物を含みます。この段階でもお餅の方がより炭水化物を多く含むため、より効率よくエネルギー源が確保出来ることになります。また白米ともち米では含まれている炭水化物(でんぷん)にも違いが見られます。

 もち米のでんぷんは粘りを出すアミロペクチンで構成されており、糖の分子が複雑に絡みあい、いくつもの鎖に枝分かれしている多糖類です。白米にはアミロペクチンの他にアミロースという一本の鎖のような比較的単純な構造を持つ多糖類が2割程度含まれます。糖を構成する分子が複雑になればなるほど消化に時間がかかることは想像できると思いますが、その分、お腹持ちがよいと言い換えることも出来ます。お餅に含まれるでんぷんは、白米に比べてより時間がかかるのはアミロペクチンで構成されているからなのです。

 ちなみに市販の切り餅は50g前後のものが多く、切り餅の2個分でカロリーは約235kcal。ご飯一膳分(およそ160g)は約269kcalですから、少しの量でエネルギー量を確保することになり、アスリートとしては運動前後などにもうまく使いたいですね。

 まとめてみるとこのようなことが言えます。
・お餅は白米に比べて炭水化物をより多く含む(約1.3倍)
・お餅に含まれるでんぷんは消化に時間がかかる分、お腹持ちがよい
・お餅は小分けに食べやすいため、少量でエネルギー源を補給しやすい

 お餅は粘り気がある分、よく噛んで食べるように心がけましょう。噛む回数が多くなると脳が刺激され、満腹感も得られやすくなります。お雑煮に入れたり、消化吸収を助ける大根おろしなどとあわせてとるといいですね。

文:西村 典子
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