野田謙信コーチによる JB竹バットの活用法紹介
「ふすま」 に例えたバッティング
野田謙信コーチによる JB竹バットの活用法を紹介!
【野田謙信コーチの紹介】
平成8年(1996年) 8月21日[stadium]阪神甲子園球場[/stadium]、第78回夏の甲子園大会決勝戦で、勝利の女神の存在を知った男。
松山商業×熊本工業 「奇跡のバックホーム」 の決勝戦。この試合で敗れた熊本工業のキャプテンを務めた。その後、明治大、トヨタ自動車を経て現在は指導者として後進の指導にあたっている。
今回はそんな野田謙信コーチより、竹バットの活用法をお伺いしました。
「ふすま」 に例えたバッティング と JB竹バット活用法
野球のバッティングが、日本古来から住宅で使われている 「ふすま」 を開けるときのからだの使い方に例えられる。
バッターボックスの前に「ふすま」 を置いてその「ふすま」 を、両手を使ってできるだけ遠くへ飛ばそうとするときの身体の使い方がバッティングのイメージと重なるという。 遠くに飛ばそうと変に力が入りすぎると、「ふすま」 を横に巻き込んでしまったり、まっすぐ飛ばせなかったりすることが良くない例で、まっすぐ一番遠くに飛んだときの 「ふすま」 の持ち方、ひじの使い方、手から離れるときの払い方などが理想的なバッティングイメージとなる。(談:野田謙信)
※写真参考
この身体の使い方を習得するためには、実際に「ふすま」 を遠くへ飛ばすことをやってみることが一番体感できるのですが、それ以外では、通常の84㎝前後の長さのバットを振ってのバッティングポイントよりも、「ふすま」 のように、より身体に近いポイントで体感するために、短いバットを使って試してみると良いでしょう。
JBバットの67㎝、70㎝、73㎝の短尺バットは、少年用のみならず、使い方によって、高校生、大学生、社会人まで 「ふすま」 に例えたトレーニング用としても大いに活用でき、実際に活用しているチームも実在します。
短尺バットの活用法 とは?
「ふすま」 理論を体感でき、繰り返し練習できるメリット
・身体に近いポイントを意識できる
・その身体に近いポイントで繰り返し練習できる
子供のころから、竹バットを使うメリットも大いにありますが、その後、高校、大学、社会人になっても基本にもどるトレーニング用の短尺バットとして活用することもできるので、JB竹バットは、野球人生で2度使うことができます!
「ふすま」 に例えたバッティング
竹(木製)バットを使うメリットとは?
大学、社会人、プロ、国際大会と、最終的には、木製バットを使います。金属バットと木製バットでは、木製バットの方が、高度なバッティング技術が必要となります。子供の頃から金属バットを使用しない(木製のみ)韓国は、飛躍的なスピードで、世界のトップレベルになっていることでも、子供のころから木製バットを使用するメリットを証明しているのではないでしょうか。
バットの芯で打つ感覚を養う
竹(木製)バットは、バットの芯で打たないとボールが遠くに飛ばないので、ボールをバットの芯で打つ練習に最適です。竹(木製)バットは、金属バットと比較して、ヘッド部分に重みがあるため打者として非常に重要なチェックポイントであるヘッドの走り具合と言った感覚が、最も分かりやすいため練習用として最適です。
“基本に戻るために”使用するバットを選ぶ
打者は、10割バッターを目指しますが、結果的にはそれは難しく、10本中3本をヒットに出来れば素晴らしい打者です。人間は、機械ではないので、常に、自分のメンタルやコンディションと向き合い練習、調整し、また相手を想定してゲームに臨むことになるのですが、そこには常に、「基本」 に戻るといったルーティーンがあると思います。
準備の段階で、短いバット、長いバット、軽いバット、重いバットを意識的に調整に使い、「基本」 に戻ることも良いのではないでしょうか。