エルゴメーターを使って野球に必要な筋力を高めよう!

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2012.07.21

ランクアップジャパン 代表 吉見一弘氏

 トップクラスの野球選手が導入している「エルゴメーター」。もともとはボートの選手たちがトレーニングで使っていたものですが、昨今は野球選手も筋力と持久力を高めるために使用しています。
今回は、ランクアップジャパン 代表 のトレーナー吉見一弘氏にエルゴメーターで、野球が上達する体を作る方法や目的を教えていただきました。

【 野球における背筋力アップの重要性 】

――エルゴメーターは、背筋力をアップするためにも有効なトレーニング機器ですが、そもそも、野球において背筋や体幹がなぜ重要なのか?

「吉見一弘トレーナー」  背筋力がある選手の方が、打球の飛距離もすごく伸びるんです。データ的に背筋力を測定したり、ハイクリーンやデットリフトという種目で測定するんですけど、高校生であればデットリフトが180キロ、背筋力の測定では200キロが理想ですね。それを超えてくると、ほとんどの選手がバットの芯にあたれば、60キロ~65キロの選手でもホームランが出る可能性が高まるんですね。
 背筋が150キロしかない子が、いくら芯にボールが当たってもセンターオーバーしないというのは、もちろん足の筋肉とかもあるんですけど、やっぱり背筋力は重要になってきますね。
野球で一番重要なのは、足や腕の力で飛ばすのではなくて、体幹といいますか、中心部の一番大きなパワーを体の末端の腕とかバットとか、ピッチャーならボールに伝えるという意味で、背筋力は一番測定した時に分かりやすく、目安となりやすい数値になりますね。


――背筋力の他、エルゴメーターでトレーニングを積むことで、どんな筋力がついていくのでしょうか。

「吉見トレーナー」 ウエイトトレーニングの場合は、リスト(手首)をやるとか、二頭筋をやるとか一部分だけのトレーニングになってしまうのですが、エルゴメーターで一番良いところは全部を使うことが出来るという点です。
 とくに、エルゴメーターで速いタイムを出そうと思うと、背中、次にセンターから動いていって、足でキックして上半身が反ってきて、最後に足が伸びきる時に腕をバネによって引っ張るという動作が、ピッチャーが球を投げる時でもゴルフをする時でも同じ動作なんですよ。

 エルゴメーターというのは、体の中心から外へ力が発揮できるような機械なんです。他のウエイトに使うバーベルやマシンの場合は、そういう動作が少ないんですよ。背中をもたれて使ったりしますからね。唯一、近いのがハイクリン。下からバーベルを持ち上げるトレーニングですね。そういう面ではエルゴメーターは似ているんですよね。
ただ、エルゴメーターの場合は、ひとつの機械で簡単にそういった動きが出来るのと、負荷を自由に変えられるのがいいですね。

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