【動画】最速143キロの本格派右腕・渡邉新太に注目 埼玉の実力校にいた逸材
センバツに出場する浦和学院を筆頭に埼玉県の南部地区には強豪校が揃い踏みである。それだけに地区予選から熱戦が毎年繰り広げられるが、なかでも実力校として注目されているのが西武台である。
事実、夏の埼玉大会では4回戦で敗れてしまったが、埼玉が誇る超名門・花咲徳栄相手に1対3と熱戦を演じ、秋季埼玉県大会でもベスト16まで勝ち上がった。あと一歩で上位進出に至っていないが、近年では2019年には秋季関東大会まで勝ち上がり、ベスト8入りを果たすという結果も残している。
春以降も西武台の躍進には注目が集まるが、なかでも気になるのがエース・渡邊新太投手だ。
最速143キロを計測するという本格派右腕は、「今は腕をしっかりと縦に振れるように意識しています」と球に対して綺麗なスピンをかけられるように、腕の振り方から矯正している段階だという。
ただオール沼南ヤング時代は、投手とショートを兼任。その影響もあって「上半身だけを使ったフォームだった」と恵まれた体格を生かしきれていなかったと分析する。しかし、股関節の使い方を覚えることができると、次第に体の使い方を覚えはじめ、球速もみるみる向上。中学生の時点で140キロ近くの球速を計測するスピードボールを投げ込む逸材に成長した。
西武台に入学してから思うように登板実績を積むことができなかったが、現在は春の大会以降に向けて調整を続けている。「将来的にはプロ入りできればと思います」と大きな目標を抱く渡邊。その夢を実現できるかどうかは春季大会、そして夏の埼玉大会での好投は必須になってくる。渡邊の春以降の好投に注目していきたい。
そんな渡邊の投球はもちろん、軟式U-15を経験した逸材など注目選手やチームの練習に迫った動画は、高校野球ドットコムの公式YouTubeチャンネル内で配信されている。