関東・東京6枠目は今年も激戦!試合内容文句なしの二松学舎大附か?全国屈指の投手力・打撃力の東海大相模か?
布施東海(二松学舎大附)、庄田聡史(東海大相模)
11月7日に秋季の東京大会と関東大会が終了し、東京は國學院久我山、関東は明秀日立が優勝を飾った。
来年春のセンバツ選考の上で話題となるのは、東京・関東の6枠目。今年も時間をかけて議論されるのは間違いない。東京準優勝の二松学舎大附は、都大会6試合43得点、チーム打率.357で、エース・布施東海の防御率は2.68。都大会の勝ち上がりを振り返ると、後半で突き放す展開が多く、選考委員の見方によってはプラスになる要素はある。
決勝戦は9回二死までリードしていた。先制、中押しもして、悔やむべきは9回裏の守りだが、近年の準優勝校では文句なしの内容だった。
一方、比較対象に挙がるのは東海大相模。県大会は準決勝まで、すべてコールド勝ちし、決勝戦も大差をつけての勝利だった。1人1人の打者技術は素晴らしく、投手陣は求航太郎、庄田聡史、庄司裕太、武井京太郎がいて、県大会で登板した南琉人と合わせて5人が135キロ以上を計測するという全国屈指の投手陣を誇る。しかし関東大会は花咲徳栄相手に18安打9得点を挙げたものの、4失点。敗退した木更津総合戦でも4失点した。また、県大会で好調だった1、2番が機能せず、大事な一戦で「打線」とならなかった。
県大会からの勝ち上がり、内容、投打のポテンシャルの高さを考えれば、東海大相模が有利だろうが、関東大会2試合の内容については、失点の多さが懸念材料で、前評判通りの戦いができなかった。
近年の6枠目は以下の通り
2016年:花咲徳栄(埼玉)
2017年:日大三(東京)
2018年:國學院栃木(栃木)
2019年:横浜(神奈川)
2020年:花咲徳栄(埼玉)
2021年:東海大相模(神奈川)
2022年はどうなるのか??