センバツに出場する実力派揃いの7名の30代監督
初の甲子園出場となる京都国際・小牧 憲継監督
現在、注目を浴びている30代の青年監督。今大会は7名の30代監督がいらっしゃるが、どの方も実力派揃いだ。
仙台育英 須江 航監督 1983年4月9日生まれ
上田西 吉崎 琢朗監督 1982年12月5日生まれ
京都国際 小牧 憲継 1983年7月17日生まれ
広島新庄 宇多村 聡監督 1987年1月14日生まれ
明豊 川崎 絢平監督 1982年2月12日生まれ
宮崎商 橋口 光朗 1988年7月25日生まれ
具志川商 喜舎場 正太 1987年5月10日生まれ
最年少は宮崎商の橋口 光朗監督だ。橋口監督は宮崎商が甲子園に出場した2008年の夏、当時大学生だったが臨時コーチとして甲子園を経験した。2018年から監督に就任し、就任3年目で同校52年ぶりのセンバツへの切符を手にした。
吉崎監督は2013年4月から原公彦・前監督(現総監督)をコーチとして支え、13年夏、15年夏、二度の甲子園に出場し、昨年から監督に就任。同校初の甲子園に導いた。
京都国際の小牧監督は選手の力量を伸ばすことに定評のある監督で、北海道日本ハムの上野響平選手や、昨年プロ入りしたオリックスの釣選手や福岡ソフトバンクの早選手など6年間で5人のプロ野球選手を輩出している。
次に21世紀枠で初出場を決めた具志川商の喜舎場 正太監督が33歳で聖地で指揮を執る。喜舎場監督は2017年に同校の外部コーチに就任し、部員不足から立て直しをはかった。19年夏に監督したばかりで昨秋は九州大会8強入りを果たした。
広島新庄の宇多村 聡監督は昨年選抜大会の中止決定直後に退任した、名将・迫田 守昭前監督の後を引き継いだ。昨夏の甲子園交流戦も指揮を取り、昨秋の中国大会王者としてセンバツに挑む。シートノックの名人として評判の宇多村監督。甲子園でのノックが楽しみだ。
多くいる30代の実力派監督の中で最も実績を残しているのが川崎 絢平監督ではないだろうか。智辯和歌山出身で1年夏で全国制覇を経験し、最後の夏はベスト4。立命館大、箕島球友会でプレーし、智辯和歌山のコーチ、そして2012年秋から明豊の監督に就任。夏2回、そして2019年から3年連続でセンバツ出場を果たしてる。
須江監督は仙台育英出身で、高校時代は学生コーチとしてチームを支えた。秀光中では名門校に育て上げ、就任年の2018年夏には甲子園出場を果たすなど、早くも実績を残し、今回の選抜は春夏合わせて計4回目の甲子園となる。
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