「クソジジイを黙らせてやろう」東海大菅生の注目左腕・本田峻也が語った若林監督への感謝
東海大菅生・本田峻也
29日、選抜甲子園の出場校が発表され、東海大菅生が6年ぶり4度目の選抜甲子園出場を決めた。エースの143キロ左腕・本田峻也投手は、「主将も言ったように、自分たちの目標は日本一なので、まずはスタートラインに立つことができたかなと。ここからまた気を引き締めて、練習をしていきたいと思います」と話し、選抜甲子園に向けて気持ちを引き締めた。
中学時代はU-15日本代表に選出され、鳴り物入りで東海大菅生へ進学した本田。エースとして迎えた秋季大会では5試合に登板し、防御率1.95と獅子奮迅の投球を見せたが、実は入学時は気持ちの弱さに課題があった。練習試合で打ち込まれては若林監督に叱責され続け、時には涙を流すことも。
だが、若林監督の厳しい指導は愛情の裏返しであると徐々に理解し始めると、その期待に答えようと本田も必死にトレーニングに打ち込んだ。その結果、夏の独自大会、そして秋季大会と結果を残し、都内でも指折りの左腕として名を挙げるまでに成長した。
「練習では怒られても、甲子園ではクソジジイを黙らせてやろうと思ってやっています。でもそれくらい気持ちが強くなったと思います」
反抗的な言葉も、もちろん本田流の愛情表現だ。
甲子園では日本一を狙うとともに、若林監督への感謝を伝える大会にもしたいと強い意気込みを語った。
「直接ありがとうございますとはなかなか言えないですけれど、甲子園できっちり投げて感謝を伝えたいと思います」
本田なら、さらに成長した姿を見せてくれるに違いない。
(取材:栗崎祐太朗)
関連記事
◆【速報】センバツ出場校発表!32校の顔ぶれは?
◆【選手名鑑】選抜出場!スター揃いの大阪桐蔭の選手層を分析!
◆関東6枠目を勝ち取った東海大相模の選手層を徹底分析!