世界のイチロー、福本氏などオリックスの下位指名のベストナインも凄まじかった!
オリックスだけではなくメジャーでも活躍したイチロー
オリックスの吉田 正尚が1月22日に契約更改を行い、2億8000万円(推定)でサインした。ドラフト1位で入団してから6年で、野手としてはNPB史上最高額にまで上り詰めた。
現時点でオリックスの野手による最高年俸は、2000年のイチローによる5億円(推定)だ。吉田はイチローに追いつき追い越すことができるか注目が集まる。
そのイチローは吉田とは異なり、ドラフト4位での入団だった。そこから這い上がってきたのである。
オリックス(前身球団含む)では、イチローのほかにも下位指名から主力となった選手は多くいる。そこでドラフト下位指名選手だけでベストナインを組んでみた。
※ここでは下位指名を4位以下としている。また、外野は右翼・左翼・中堅でわけていない。
投手はスローカーブで相手打者を翻弄した左腕の星野 伸之(旭川工業高/1983年5位)を選出した。阪神に移籍後を含め427試合の登板で通算176勝を挙げた。その他では若きエース候補の山本 由伸(都城高/2016年4位)も下位指名からの躍進だ。
捕手は河村健一郎(日本石油/1971年外)を選んでいる。規定打席には一度も到達していないものの、指名打者での起用も含め通算632試合に出場し49本塁打を放った。引退後は打撃コーチとしてイチローを指導したことでも知られている。
内野は、一塁に藤井康雄(プリンスホテル/1986年4位)、二塁は福良淳一(大分鉄道局/1984年6位)、三塁が松永浩美(小倉工業高/1978年外)、そして遊撃に阪本敏三(河合楽器/1966年5位)を選んだ。
1980年代から1990年代にかけて主力としてプレーしていた藤井、福良、松永の3人は阪急からオリックスへの移り変わりを経験している。阪本は入団1年目からレギュラーに定着し、1967年からはじまった阪急の3連覇に貢献。トレードでチームを離れる1971年までに4度のリーグ優勝を経験した。
外野はイチローこと鈴木一朗(愛工大名電高/1991年4位)、福本豊(松下電器/1968年7位)、本西厚博(三菱重工長崎/1985年4位)の3人を選出した。
イチローに関してはもはやなにも言うことはないだろう。福本はNPB史上最多の1065盗塁、13年連続盗塁王と「足」の記録を多く持っている。しかしそれだけではなく、通算2543安打を放っているバットマンでもあった。これはオリックス(前身含む)の球団記録であり、生え抜きとしてはチーム唯一の2000本安打達成者でもある。本西は守備に定評があり、1989年にはゴールデングラブ賞を受賞している。
<ドラフト下位指名だけによるベストナイン>
※前身球団含む
※ドラフト4位以下
投手:星野伸之(旭川工業高/1983年5位)
捕手:河村健一郎(日本石油/1971年外)
一塁:藤井康雄(プリンスホテル/1986年4位)
二塁:福良淳一(大分鉄道局/1984年6位)
三塁:松永浩美(小倉工業高/1978年外)
遊撃:阪本敏三(河合楽器/1966年5位)
外野:福本豊(松下電器/1968年7位)
外野:本西厚博(三菱重工長崎/1985年4位)
外野:鈴木一朗(愛工大名電高/1991年4位)
(記事:勝田 聡)
関連記事
◆山田久志氏に吉田正尚と新旧のドラ1が共演!オリックス歴代のドラフト1位でチームを組んでみた
◆【動画】オリックス・吉田正尚(敦賀気比出身)の打撃論がタメになる!!若き大砲の打撃練習も見逃すな
◆球児にとって超絶タメになる!オリックス・山岡泰輔のピッチング論!投球シーンもたっぷり見せます