センバツ 神宮枠の扱いは21世紀枠1増で決まる
3月19日に開幕する第93回選抜高等学校野球大会の第2回運営委員会(八田英二委員長)が13日に開かれ、明治神宮大会枠(2020年は中止)の扱いについて審議し、21世紀枠の1校増に充てて4校とすることを決めた。
主催の日本高等学校野球連盟(日本高野連)と毎日新聞社は、昨年9月の第1回選抜運営委員会後からワーキンググループを作り、明治神宮大会中止後は同枠の扱いについて協議してきた。いくつかの案が出る中で、21世紀枠候補の9校が「さまざまな点で困難な環境の克服が認められる」「野球部員の活動が、他の生徒、他校、もしくは地域に良い影響を与えた」「学業と野球部活動を両立させている」といった基準のもとで各地区から選出されていることや、この1年間すべての高校球児が新型コロナウイルスによる感染症と向き合ってきたことを踏まえ、それぞれの創意工夫を続け、高校生活や部活動に真摯に取り組んでいる学校に光を当てることが全国の球児や高校野球ファンを勇気づけることにつながると考えられ、21世紀枠1増の案に決まった。
21世紀枠は東日本と西日本から1校ずつ選出し、残る7校から地域を問わずに2校が選出される。