千葉ロッテの新星・藤原恭大(大阪桐蔭出身)はこの1年で大ブレイク路線に乗れるか?
千葉ロッテ・藤原恭大
わずか26試合出場だが、今年度、大ブレイクの予感をさせる選手がいる。それが千葉ロッテの3年目・藤原恭大(大阪桐蔭出身)だ。特に終盤戦に出てきた時のプレーの躍動感は素晴らしいものがある。
96打数25安打、3本塁打、10打点、10得点、打率.260ながら、出塁率.301、長打率.406、OPS.707、得点圏.316と高い数値を記録している。
無駄がなく、鋭いヘッドスピードを生かした打撃は完成度が非常に高く、塁間3.9秒で駆け抜ける俊足、そして強肩と5ツールプレイヤーになる条件は兼ね備えている。
藤原がスターになれるか、なれないかはこの1,2年目が勝負。高卒野手はまだ20代前半だからチャンスあるだろうと思ってしまうが、高卒ドラ1野手はチャンスの時期でブレイクできないと、その後、尻すぼみ出終わり、立ち位置が低いままで終わってしまう事が多い。なかなか芽が出ず、20代後半でスタープレイヤーになったのは最近では大田泰示(東海大相模出身)しかいない例からみても、本当にチャンスを掴むのは難しい。
つまり藤原は大ブレイクするかも?ではなく、しなければならない選手なのだ。