浦和学院、横浜、明石商など26日に敗退し、選抜が厳しい立場となった有力校たち
宮城誇南
9月26日、全国各地で有名校の敗退が相次いだ。
■横浜 準決勝 1vs9 東海大相模
今年は速球派左腕・金井慎之介、左のスラッガー・安達大和など能力の高い選手を揃える横浜だったが、頼みの金井が左ひじを故障。東海大相模に初めてコールド負けを喫した。ここ2年、苦しい戦いが続いているが、もう一度、どこも寄せ付けない圧倒的な強さを持ったチームになることを期待したい。
■前橋育英 準々決勝 7vs10 健大高崎
準々決勝で群馬を代表する名門校同士の対決が実現。しかし打撃戦の末、敗れる結果となった。夏の独自大会も破れ、連敗。しかし前橋育英は夏にかけてしっかりと実力をみにつけるチーム。どんなチームを育て上げるのか楽しみである。
■浦和学院 3回戦 3vs4 川越東
好遊撃手・吉田匠吾など野手のタレントぞろいだった浦和学院。しかし3回戦では思うような試合運びができず、敗退が決まった。春はまた地区予選スタートとなる浦和学院。投打で戦力を整備し、再び夏に強いチームへ育て上げることを期待したい。
■山梨学院 準々決勝 3vs5 甲府城西
2年連続選抜出場、4年連続秋季関東大会出場の山梨学院が準々決勝で甲府城西に敗れた。甲子園交流試合で1年生投手が登板するなど新チームへ向けて準備を重ねていた山梨学院。しかし実力及ばず、準決勝前の敗退は2015年以来(3回戦敗退)となった。再び夏に強い山梨学院を見せてくれるのか。それとも山梨の各校が浮上し、簡単には勝てない激戦地区となるのか。2021年度の山梨県が見逃せない。
■明石商 準々決勝 3vs4 長田
9回まで1対2と2点リードを許し、長打攻勢で4対1にされ、9回裏に1点差まで迫ったが一歩及ばず準決勝前に敗退。近畿大会出場はなくなり、選抜も絶望的となった。
26日で一気に名門5校の選抜出場が厳しい立場となった。果たして27日はどんな展開となるのか。