次世代の本格派サブマリン！ 高橋礼（福岡ソフトバンクホークス）の高校最後の夏
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2年目となった昨シーズンは先発投手陣の柱として12勝をマークし、チームの日本一3連覇の立役者として活躍を見せ新人王も受賞。シーズン後に行われたプレミア12ではプエルトリコ戦に先発し、勝利するなど貴重なサブマリンとして悲願の世界一に貢献した高橋礼。
今回は下手からでも140キロ台の速球を投じる本格派サブマリン高橋礼の高校最後の夏を振り返りたい。
▼高橋礼（専大松戸・2013年）
2回戦 4対0 東京学館浦安
3回戦 13対0 船橋二和
4回戦 9対0 市原
5回戦 5対2 市柏
準々決勝 1対0 拓大紅陵
準決勝 2対3 木更津総合
春に出場した関東大会では、エースとして活躍を見せ、初戦の佐野日大戦で1失点完投勝利をあげると、準々決勝の常総学院戦でも好救援を見せ、関東ベスト4の原動力となった高橋礼。
夏も序盤から好投を見せ、迎えた準々決勝では強豪・拓大紅陵と対戦し、見事完封勝利を挙げ1対0のしびれる試合を制した。そして準決勝では春の県大会では勝利している木更津総合と対戦。高橋礼が先発すると、試合は緊迫した投手戦に。2対1の専大松戸1点ビハインドで迎えた最終回に同点に追いつく粘りを見せると試合は延長戦に突入。高橋礼は11奪三振を奪うも、木更津総合がサヨナラで勝利し延長13回に及ぶ死闘に敗れ高橋礼の夏は終わった。
その後進学した専修大学では1年次から活躍を見せ、2年の夏にはユニバーシアードの日本代表にも選出される活躍を見せた。しかし、エース格となった3年からは不振に苦しむ。その後、フォームの改造が功を奏し4年秋のリーグ戦で5勝を挙げるなど復活の兆しを見せ、2017年のドラフトで福岡ソフトバンクホークスからドラフト2位指名を受け、プロ入りを果たした。
1年目から登板を果たすと、クライマックスシリーズでも好投を見せ、チームの日本一に貢献。2年目の2019年には12勝を挙げ、規定投球回にも到達し新人王を獲得するなど順風満帆なキャリアを歩んできた。今年はけがの影響で出遅れ、2日までに中継ぎとして28試合に登板するなど活躍を見せている。
悲願の日本一4連覇へ向けて、本格派サブマリンのピッチングから目が離せない。
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