夏の高校野球は、3年生にとって大事なもの。2017年夏4強の東海大菅生・若林弘泰監督が想いを語る
東海大菅生ナイン
20日、日本高野連は運営委員会を開催し、8月10日開幕予定の全国高等学校選手権野球大会の中止が決定した。そこへ向けて、多くの指導者たちが今の思いを語った。
2017年夏の甲子園ベスト4入りした名門・東海大菅生を率いる若林弘泰監督は電話上で最後の夏にかける想いは野球人にとってどれだけ熱いもののか、語ってくれた。
「極端な表現になりますが、3年生にとって明日試合!甲子園やる!といわれても準備不足だからやりませんではなく、やれてしまうのが夏の高校野球のエネルギーの大きさなんです。それぐらい夏の高校野球は、3年生にとって大事なものです」
だからこそ、高校野球だけではなく、高校総体など各大会が中止になっている生徒たちについても気遣うコメントをいただいた。
現在、東海大菅生は緊急事態宣言により4月から部を解散し、寮生は全員が帰省をしている。今年は高校通算48本塁打の杉崎成など投打で強力なチームを作り上げていた。
地方大会も中止となり、各都道府県で、独自大会を計画している地域もある。若林監督はこれまで本気で取り組んできた3年生たちのためにそういう場が用意されることを願っている。
(取材・河嶋 宗一)
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