桐蔭横浜大の新入生は東都、東京六大学に匹敵するほどの個性派揃い!
井林 泰雅と和田朋也
神奈川大学リーグの強豪・桐蔭横浜大。近年、甲子園出場、未出場問わず、逸材が次々と入部している。今回は新入生の中から15名の逸材を
紹介したい。
【投手】
安積 航大(啓新)
伊禮 海斗(桐蔭学園)
古謝 樹(湘南学院)
齊藤 北斗(東亜学園)
能登 嵩都(旭川大高)
山崎 駿(桐蔭学園)
渡邊 充(工学院大附)
渡邉 倫太朗(三浦学苑)
和田 朋也(山村学園)
【捕手】
高橋 小次郎(星槎国際湘南)
【内野手】
井林 泰雅(高岡商)
小西 莉於(東亜学園)
田崎 陸(弘前学院聖愛)
【外野手】
石川 湧喜(筑陽学園)
福田 真夢(作新学院)
投手の顔ぶれが素晴らしい。東都、東京六大学の野球部に入部した投手たちのように常時140キロ台の速球を投げられる投手はいない。しかし、大学4年間で追い抜く可能性を持った大型投手もいれば、技巧派で生き抜く投手もいたりと、タレント揃いだ。
入部した投手で一番の実力派は能登 嵩都(旭川大高)。昨年の甲子園の星稜戦でも好投したが、140キロ台の直球、切れのあるスライダー、鋭く落ちるシンカー気味のチェンジアップを投げ分ける本格派右腕で、うまく育っていけば、ドラフト上位候補に成長できる可能性は秘めている。渡邉 倫太朗(三浦学苑)も神奈川県内では騒がれた大型右腕で、常時130キロ後半を計測する。渡邊 充(工学院大附)は190センチ89キロの大型右腕で、130キロ後半の速球は角度があり、将来的には150キロを狙える逸材。
センバツ甲子園出場した桐蔭学園からは伊禮 海斗、山崎 駿の2人が入部。伊禮は130キロ前後ながら緩く大きく曲がるチェンジアップを駆使し、間合いを使うのがうまい技工派左腕。山崎は控え投手の起用に終わったが、身体ができれば、140キロ台の速球を投げ込む可能性を持った腕の振りの良さを持っている。
埼玉県屈指の左腕・和田朋也(山村学園)は130キロ台ながら、内外角、低めを丹念につく技巧派。ピッチングがうまく、即戦力として期待できそう。古謝 樹(湘南学院)も130キロ後半の速球を投げ込む本格派左腕だ。齊藤 北斗(東亜学園)も135キロ前後の速球、切れのある変化球を丹念に投げ分ける技巧派だ。
捕手の高橋 小次郎(星槎国際湘南)は1.9秒台のスローイングが持ち味の好捕手。
内野手では井林 泰雅(高岡商)に注目。昨夏の甲子園でも3試合で11打数4安打の活躍。パワフルな打撃スタイルを木製バットで発揮したい。小西 莉於(東亜学園)は俊敏な守備と強肩が持ち味の大型遊撃手。打撃を磨いて、台頭していきたい。田崎 陸(弘前学院聖愛)は1年生の時から活躍していた巧打の遊撃手だ。
外野手では小柄ながら積極的な打撃スタイルで長打を量産する石川 湧喜(筑陽学園)は守備力も高く、即戦力として期待できそう。福田 真夢(作新学院)は抜群の盗塁技術の高さが光る巧打の外野手。木製バットに対応し、自慢の俊足を活かしたい。
まだ15人以外にも魅力のある選手は多く、ぜひ4年間で活躍し、プロや社会人だけではなく、卒業後に独立リーグ、クラブチームでも活躍できるような実力を備えることを期待したい。
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