阪神ドラ1・西純矢(創志学園出身)が初の打撃投手 焦らずステップアップして「虎の大黒柱」となるか
プロ初の打撃投手を務めた阪神・西純矢(写真は創志学園時代)
2月25日、阪神のドラフト1位ルーキー・西純矢(創志学園出身)が、プロ入り後初めて打撃投手としてマウンドに立ち、力のある直球を披露した。
対戦したのは、プロ2年目の小幡竜平(延岡学園出身)と同じ高卒ルーキーの井上広大(履正社出身)。マウンドに登るのは久々とあってボールにばらつきこそ見られたが、それでも得意球のスライダーで井上から空振りを奪うなど、実力の一端を見せた。
創志学園時代は、2年生エースとして第100回全国高校野球選手権のマウンドに立ち、1回戦で創成館に完封勝利を挙げたことで大ブレイク。140キロ台後半の直球と大きく割れるスライダーを武器に、4回から6回にかけては6者連続三振を奪うなど、16奪三振の快投を見せた。
3年生になってからは最速154キロとさらにスケールアップし、「ドラフト1位」に相応しい実力を身に付けた。
同期の井上は早くも実戦で2本塁打を放っており、遠藤成(東海大相模)も潜在能力を高く評価する声が上がってるが、西はここまで焦ることなく一歩一歩ステップアップしている印象だ。
まずは1年間、しっかりと戦える体力を身に付けて、「虎の大黒柱」へと成長していきたいところだ。
(記事=栗崎 祐太朗)
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