大阪大会も佳境！東海大仰星vs金光大阪、履正社vs近大附の勝負のポイント
清水大成（履正社）今春の大阪大会 大阪商業大高戦で撮影
第101回大阪大会は28日、準決勝2試合が開催される。ここで見どころについて紹介をしていきたい。
東海大仰星vs金光大阪
東海大仰星は投打ともに実力ある選手が揃い、二季連続のベスト4。総合力の高さは府内屈指。エース・山本航は今大会でも好投を続けており、安定感あるピッチングが期待できる。打者では、身体能力の高さを生かしてパワフルな打撃と広い二塁守備を見せる石川龍平、高校通算29本塁打のスラッガー・松本聖矢、強打者・南幸大地など1人1人ポテンシャルは非常に高いものがある。
大阪桐蔭を破った金光大阪は、守りのチーム。縦スライダーを武器にする左腕・辻本湧斗、伸びのある直球を武器にする鯵坂由樹と2枚看板で守り切る。大阪桐蔭との激戦を制した堅い守備を発揮し、終盤の粘り強さを発揮し、勝ち上がっていきたい。
履正社vs近大附
ここまでの5試合、42得点、4失点。6本塁打を記録している履正社。しかも本塁打を打っている打者は5人おり、どこからでも本塁打が打てる超強力打線だ。その打線の中心はここまで2本塁打のスラッガー・井上広大、今大会でも本塁打を放っている野口海音、小深田大地が中心となるだろう。投手陣では清水大成と2年生右腕・岩崎峻典の2人が登板。清水は準々決勝の桜宮戦で3安打、11奪三振完封勝利と調子をあげており、岩崎は岸和田戦で7回無安打12奪三振の好投をしたのをはじめ、今大会では17回を投げ、28奪三振、無失点と圧巻の投球内容を示している。準決勝でも攻守で圧巻の試合内容を示すことができるか。
近大附は、6試合で52得点と強打が持ち味。準々決勝でも本塁打を放った強打の捕手・朝原成貴を中心に強打者がそろう。投げては梅元 直哉、水畑 倭の2枚看板で守りきる。お互い攻撃力、投手力が高く、激しい戦いが期待できそうだ。
（文＝河嶋 宗一）
