【河嶋宗一のスカウティングメール】高校通算47本塁打のスラッガー・柳澤光星(健大高崎)に注目!
年間300試合観ている高校野球ドットコムのスカウト部長こと河嶋宗一から、今週もスカウティングメールが届きましたよ。今週はどんな選手が、メガネの奥で鋭く光る河嶋の目に留まったのでしょう?
柳澤光星(健大高崎)
高校野球ドットコムのスカウト部長・河嶋宗一です。毎週月曜に、この1週間で見つけた逸材を紹介していきます!宜しくお願い致します。
昨年、高校通算75本塁打の山下航汰選手(巨人)を筆頭に通算二桁本塁打を放っている選手が多くを占め、全国トップクラスの強力打線として話題となった健大高崎ですが、今年の健大高崎にも強打者がいました。その名は柳澤光星選手。なんと高校通算47本塁打と、ドラフト候補に上がっている強打者と比較しても遜色ない数字です。実際に見てみても中学時代からスイングスピードの速さに自信があったと語る柳澤選手。1年秋までに10本塁打を放つまでに成長しますが、成長の支えとなったのはプロ入りした山下選手の存在です。
「山下さんからは打撃フォーム、タイミングのとり方などをあらゆることを学んでいきました」
打撃で大切にしているポイントについて柳澤選手は「タイミングです」と語るように、良いポイントで捉えるために試行錯誤を繰り返しました。山下選手のタイミングのとり方を試しながら、自分のポイントにたどり着きます。
「山下さんのタイミングのとり方はぱっぱっと取る感じでしたが、それを試してみたのですが、どうも合わなかったので、じっくりとタイミングを取る感じでやってみたら、良いポイントで捉えることができるようになったので、本塁打も打てるようになりました」
今年に入って、本塁打は10本以上放っており、「気づいたら47本となっていました」と笑う柳澤選手。柳澤選手は167センチ70キロと決して大きい体型ではありません。ただタイミングのとり方など打撃についてあらゆることを追求しつづければ、スラッガーとして開花する可能性があることを教えてくれました。
果たして主砲として、4年ぶりの甲子園出場を導くことができるか。注目です。