横浜高校OBは野手が活躍!投手陣の奮起に期待
1月17日、涌井秀章(ロッテ)がチームの大トリで契約更改を行った。その涌井はエースとしての期待がかけられているものの、ここ2年は負け越しが続いており期待に応えているとは言い難い。2019年シーズンから背番号が「18」に変わることもあり、心機一転巻き返しを図りたいところだろう。
その涌井の出身校は言わずとしれた横浜高校である。現役選手では筒香嘉智(DeNA)を筆頭に野手の活躍選手が多い。打率4割にもっとも近づいた男である安打製造機の近藤健介(日本ハム)、2018年シーズンに初めて規定打席に到達した福田永将(中日)がレギュラーとして結果を残した。そして期待のホープとしては淺間大基(日本ハム)が出番をうかがっている。控えではあるが下水流昂(広島)も67試合に出場し、チームのセ・リーグ3連覇に貢献している。
投手陣は松坂以外に結果を残せず
高校時代の藤平尚真
一方の投手は松坂大輔(中日)が復活を果たしたとはいえ、年間を通じて先発ローテーションを守ったわけではない。今年が試金石となる。涌井は2年連続で2ケタ勝利に届かず負け越した。涌井の1学年の上になる成瀬善久は、ヤクルトから戦力外通告を受けオリックスの入団テストを待っている状態だ。
柳裕也(中日)は故障もあり、10試合の登板で2勝5敗、防御率5.23と戦力になることはできなかった。藤平尚真(楽天)は高卒2年目ながら先発ローテーションに入ったが、年間を通じて結果を残すことができず、4勝7敗と3つの負け越しに終わっている。
このように野手陣と比べると、投手陣は2018年シーズンに結果を残すことができなかった。同校OBで現役最年長となる松坂がもっとも好成績というのは、少し寂しいものがある。2019年シーズンは松坂だけでなく、その後輩にあたる涌井はもちろん、柳、藤平といった若手投手たちが結果を残すことに期待したい。
【現役・横浜高校OB】
<投手>
松坂大輔(中日)
涌井秀章(ロッテ)
柳裕也(中日)
藤平尚真(楽天)
※成瀬善久…ヤクルトから戦力外通告を受けるもオリックスの入団テストへ
<野手>
石川雄洋(DeNA)
福田永将(中日)
高濱卓也(ロッテ)
筒香嘉智(DeNA)
近藤健介(日本ハム)
乙坂智(DeNA)
下水流昂(広島)
倉本寿彦(DeNA)
淺間大基(日本ハム)
高濱祐仁(日本ハム)
増田珠(ソフトバンク)
※2018年終了時点
(記事=勝田聡)