香川野球のレジェンド「怪童」中西 太氏、サプライズのあいさつ

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2018.07.10

 四国各地に未曾有の豪雨被害をもたらした雨もようやく降り止み、青空がのぞいた7月9日(月)。11時から香川県高松市のレクザムスタジアムで「第100回全国高等学校野球選手権記念香川大会」の開会式が行われた。

   

 板倉 まどかさん(小豆島中央3年)、西本 乃彩さん(津田3年)、2016年・高松商センバツ準優勝メンバー・美濃 晃成(現:近畿大2年)の実妹・美濃 里奈さん(高松東3年)の3年女子マネージャー3名が紹介アナウンスを行う中、全38校は雨雲を振り払うように元気に入場行進。佐藤 良二大会会長(香川県高等学校野球連盟会長)などのあいさつ。前年優勝校・三本松下地 海誠(3年・三塁手・180センチ80キロ・右投右打・東かがわリトルシニア出身)キャプテンによる優勝旗返還。今大会から新調された優勝旗披露に続き、選手宣誓では香川高専高松・谷澤 侑樹(3年・中堅手・左投左打・高松市立紫雲中出身)キャプテンが、100回大会にふさわしい歴史と全ての物事への感謝にあふれる選手宣誓を行った。

  

 これで、例年であればすべてのプログラムが終了するはずの開会式。しかし今大会、香川県高等学校野球連盟はビッグサプライズを用意していた。続いて壇上に上がったのは続く開幕戦で始球式を行うことになっていた高松一OB・中西 太さん。高校時代は1949年春夏、1951年夏に甲子園出場を果たし夏はいずれもベスト4進出。1958年、西鉄ライオンズ入団後は高卒7年目までに本塁打王5回(4年連続含む)、首位打者2回、打点王3回を獲得し、指導者としても名だたる実績を残した「怪童」のメッセージは、参加する誰もに染み渡るものだった。

  

 なお、選手宣誓文及び中西 太さんからのメッセージ全文は以下の通り。
香川高専高松・谷澤 侑樹(3年・中堅手・左投左打・高松市立紫雲中出身)キャプテンの選手宣誓>
 宣誓 1915年8月、第一回全国中等学校優勝野球大会が始まりました。それから長い時を経て 本日100回目の記念大会を迎えました。今までの100回は先輩方が築いてきたものです。そして、これからの100回は、私たちが作り上げていく番です。

 この舞台に立つまで、私たちは様々な試練を乗り越えてきました。 そして、かけがえのない絆を築いてきました。チームとは決して選手個人の集団ではありません。指導してくださる監督、コーチの方々、支えてくださる保護者の方々、応援して下さる地域の方々、どんな時にも励ましてくださる友達。全てを含めてチームなのです。私たちはそのことを忘れてはなりません。

  

 そしてそれらの方々の期待に応えられるように全身全霊でプレーし、今まで重ねてきた努力に自信と勇気を持って、正々堂々とプレーすることを誓います。

  

平成30年7月9日 選手代表 香川高専高松 主将 谷澤 侑樹

 

<中西 太さんのメッセージ>
 中西 太でございます。100回大会という記念すべき時に私をお招き頂きまして、誠に光栄と思っております。ありがとうございました。

  

 私が始めたころの高校野球は、何もない時代。約70年前でしたが、歴史ある香川県の大先輩たちの教えをコツコツと守って、基本に忠実に努力した結果、何もわからない私が野球で人生を終えようとしています。今、85歳です。

   

 君たちも今まで仲間と汗をし涙した練習を、この大会で十分に発揮されることを期待しています。今、日本全国はいろいろなところで災難に遭っていますが、高校野球の諸君の素晴らしい活躍で、元気にしてあげてください。

  

 それと、皆さんの親御さん、見守ってくれる監督・コーチ、そして仲間に感謝しながら、失敗を恐れずに日ごろコツコツとやってきたことを思い切ってこの大会で発揮してください。元気で頑張ってください。

  

 みなさん、どうか香川県の伝統ある野球、少年たちを見守ってあげてください。今後ともよろしくお願い申し上げます。

  
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