谷田 成吾・徳島インディゴソックスデビューで満点回答!打席の動画をチェック!
谷田 成吾・徳島インディゴソックスデビューで満点回答!
徳島インディゴソックス・谷田成吾選手
慶應義塾高校、慶應義塾大では侍ジャパン入り、社会人野球の名門・JX‐ENEOSを経て、5月2日、四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスへの電撃入団を発表した谷田 成吾(やだ せいご・外野手・1993年5月25日生まれ・183センチ89キロ・右投左打・背番号5)が5月3日、徳島県阿南市の[stadium]JAアグリあなんスタジアム[/stadium]で行われた愛媛マンダリンパイレーツ前期8回戦でデビュー。攻守に格の違いを見せつける満点回答を出した。
「4番・左翼手」で先発フル出場した谷田は「アメリカでも試合に出ていたので、試合感覚のブランクは感じなかった」好コンディションを、まずは攻撃で披露。初回の1打席目こそ二塁ゴロに終わったが、3回裏先頭打者での2打席目には「これまでやってきたことを積極的に出そうとして」2ボール後のファーストストライクを見逃さず中前へ運ぶリーグ初安打。5対1とリードした4回裏二死一、三塁で回ってきた第三打席でも1ストライク後の2球目を豪快に引っ張り、リーグ初打点となる右前適時打を放った。
一方、守備面でも8回裏には愛媛マンダリンパイレーツ4番・ヘイドーンが打ち上げた左邪飛に対し「一歩目がうまく切れたし、最後は思い切りいって」最後はワンハンドキャッチでつかむ美技。三菱重工横浜(現:三菱日立パワーシステムズ)出身の石井 貴監督(元:埼玉西武ライオンズ)が要求している「社会人野球で経験したガムシャラさを若い選手に伝える」を早くも体現し、徳島インディゴソックスの今季ホーム初勝利(6対1)に大きく貢献した。
試合後には「初戦でヒットは出したいと思っていたのでよかったです。2011年に東京六大学オールスターでプレーしたのも、JX‐ENEOS時代にJABA四国大会で徳島インディゴソックスと対戦したのも[stadium]JAアグリあなんスタジアム[/stadium]。そういった意味で縁を感じます」と独立リーグ初戦を振り返りつつも、「目標はNPBに進むこと1つだが、応援して頂けることは大変ありがたいし、自分のために頑張りつつ、徳島インディゴソックスの勝利につながるプレーをしていきたい」と改めて意気込みを述べた谷田 成吾。2018年10月25日に大願成就を果たすための四国遍路は、これからも続く。
文=寺下 友徳