提言!「ミットを動かすな」運動の意味を全員で考えてみよう
今シーズンの野球規則改正や提言などについては度々このニュースで取り上げてきましたが、1月12日に全日本野球協会のアマチュア野球規則委員会から、日本野球連盟(社会人野球)、日本学生野球協会、全日本大学野球連盟、日本高等学校野球連盟、全日本軟式野球連盟の5団体に宛てて、ベンチ前キャッチボールの禁止および“ミットを動かすな”運動の展開についての提言が発信されています。今回はこの中から、“ミットを動かすな”運動の展開について考えてみます。
アマチュア野球規則委員会からの提言にはこう書かれています。
まず、今回こういう文が発信された意味を考えてみてください。2009年に一度通達が出されたものをもう一度発する。かなり重いものだと思います。これは社会人、大学、高校、軟式全てに発信されたものですので、全てが高校野球に当てはまらないのかもしれませんが、改めて指導者と捕手にはじっくりと考えてほしい問題です。
練習試合が解禁されると、公式戦でジャッジをする審判の方を呼ぶこともあるでしょう。そういった機会に、積極的に意見を求めることも一つの手段です。
マナーアップ・フェアプレイの両面をよく考え、“ミットを動かすな運動”を全ての野球関係者が実践できるようにしていきましょう。
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参考
● アマチュア野球内規 2018
● 高校野球特別規則 2018
(文:松倉雄太)