提案!映像によるリプレー検証は、行使する方もリスクを伴うべきだ
昨日の続きです。今回はアマチュアスポーツの中から、アメリカンフットボールのインスタントリプレーについて取り上げてみたいと思います。
昨年12月のジャパンXボウル(社会人日本一決定戦)、今年1月の日本選手権ライスボウル(大学・社会人日本一決定戦)で初めてインスタントリプレーが導入されました。これにより、ヘッドコーチ(監督)も試合中に【チャレンジ】を使うことができるようになりました。
チャレンジの回数は1回。タイムアウトを賭けて行い、判定が覆った場合(チャレンジ成功)は回数がもう1回与えられます。逆にチャレンジが失敗した場合はタイムアウトが1回消費され、その試合でのチャレンジ権は終了となります。
やはりタイムアウトなど何かを賭けるといった行使する方もリスクを伴わないと、チャレンジ(プロ野球ではリクエスト)をやる意味はないと考えます。
それと同時に審判団の判断で試合を止めて映像を確認(レビュー)することもできます。
どちらも映像の確認を行うのは室内にいる別の審判。フィールド上の審判団は映像を確認する審判からの報告を受けて判断します。
ここも大事なんですよね。実際、日本のプロ野球ではグラウンドでジャッジする当該審判もレビューに加わります。これを控え審判だけ映像を見て当該審判にアドバイスして最終判断をする形にしないと、その後のジャッジも影響がでかねないと思うのですが、皆さんいかがでしょうか。
もう一つは映像。やはりテレビ中継用の映像とは別に、レビュー専用の映像も用意すべきだと思います。
他にアマチュアスポーツではラグビーのTMO(テレビ・マッチ・オフィシャル)などがあります。近い将来、社会人野球の全国大会でも実施なんてことに繋がるかもしれません。大学や高校ではさすがにないと思いますが・・・
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参考
(文:松倉雄太)