AWBで最多奪三振の岡野 祐一郎(東芝)!来年を大飛躍の1年にしたい理由
岡野祐一郎(東芝)写真は高校時代
AWBで最多奪三振の岡野 祐一郎(東芝)!来年を大飛躍の1年にしたい理由
11月25日から始まった2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)は準決勝を迎えた。準決勝は上位4チームによるトーナメントになるが、チーム成績1位なのは、JABA選抜。11勝4敗2分けと独走できた要因はリーグ1位の防御率2.04を記録した投手陣の働きにある。その中で、出場投手トップとなる33奪三振を記録した岡野 祐一郎(東芝)だ。聖光学院時代はエースとして2012年春、夏に甲子園出場。
当時から光っていたのは制球力の高さ。2年秋の公式戦では、59回を投げ、四死球8、四死球率1.22、防御率0.15という抜群の安定感を誇った。卒業後、青山学院大に進み、エース格として活躍。東芝1年目から都市対抗予選・西関東第2代表決定戦で5安打完封勝利で都市対抗出場に貢献。さらに都市対抗、日本選手権にも登板を果たし、充実の1年目を送った。
高校時代の岡野は、球速のほとんどが130キロ台と決して速くなかったが、大学では146キロ、そして社会人では、コンスタントに140キロ中盤をたたき出し、さらにスライダー、カーブ、フォークの精度が増し、すべてにおいてハイクオリティな投手へ成長。
そしてAWBでは最多奪三振。投手の制球力を示すK/BBは8.25。来年のドラフト候補へ浮上する活躍を十分に見せたことだろう。
高校時代、東北地区でしのぎを削った大谷翔平は海を渡り、決勝で戦った光星学院の主力だった田村龍弘、北條史也、準決勝で戦った青森山田の京田陽太がプロの舞台で活躍を見せている。そのライバルたちと2019年、プロの舞台で戦えるために。2018年は大飛躍の年とする。