ハイレベルな熱戦、期待。出場67チームの組合せ、決まる【秋季鹿児島県大会】
抽選会の様子
【秋季鹿児島県大会】
ハイレベルな熱戦、期待。
出場67チームの組合せ、決まる
第141回九州地区高校野球大会鹿児島県予選の組み合わせ抽選会が9月11日、鹿児島市の鶴丸高文化館であり、連合3チームを含む67チーム76校の対戦カードが決まった。
大会は21日に開幕し、10月5日まで(※準決勝前日は休養日)、鹿児島市の[stadium]鴨池市民[/stadium]、日置市の[stadium]伊集院[/stadium]、姶良市の[stadium]姶良[/stadium]、3球場で秋の九州大会を目指した熱戦が繰り広げられる。[stadium]県立鴨池球場[/stadium]が改修工事で使用できないため開会式は行わない。優勝、準優勝校が来春のセンバツ甲子園の重要資料となる九州大会(10月21日―26日・宮崎)に出場する。
抽選会では、8月にあった各地区大会の優勝校、鹿児島実、樟南、鹿児島情報、神村学園、川内商工、加治木工、鹿屋中央、徳之島(※鹿児島市内は3位校まで、大島地区と熊毛地区は1年交代でシードになる)の8校がシードされた。残りのチームは予備抽選を経て、本抽選を行い、対戦カードが決まった。夏を経験した好投手や主力選手が残っているチームが多く、レベルの高い熱戦が期待できそう。鹿児島市を4年連続で制した鹿児島実、好左腕・松本晴(2年)を擁する樟南、夏の代表校・神村学園、ノーシードながら夏準優勝メンバーが豊富に残る鹿児島などが優勝候補に挙げられる。
鹿児島実は右腕・吉村 陸矩(2年)、左腕・立本 颯(2年)の左右両碗が安定しており、不動の4番・西竜我(2年)を中心に攻撃力も高い。樟南は夏の大会で鮮烈なデビューを飾った左腕松本がエース、主将として新チームをけん引する。リードオフマンの石澤 凛汰郎(2年)、3番・川﨑 琢幹(2年)、4番・松下 航太(2年)ら実力者がそろっており、市内大会は決勝で鹿児島実に惜敗したが、両校とも鹿児島実らしい、樟南らしい力強さを印象付ける戦いぶりだった。
夏の代表校・神村学園は甲子園のマウンドを経験した中里 琉星(2年)、金城 伶於(2年)、スタメンで活躍した羽月 隆太郎(2年)、角颯真(2年)らが残っている。鹿児島は松永遥平(2年)―上之薗太雅主将(2年)のバッテリーをはじめ、夏準優勝を経験した主力メンバーを豊富に擁する。市内大会では準々決勝で樟南に0対1で惜敗したためシード権は逃したが、注目校に間違いなく挙げられるだろう。機動力があるシード鹿児島情報との初戦は2回戦屈指の好カードだ。
大島地区大会を3季連続で制した徳之島は投打に安定感があり、鹿屋中央は打線に力がある。夏8強の川内商工は夏主力の鳴川 俊介(2年)、東畑 竣(2年)の両右腕が残る。大島との初戦は注目のカード。この他、池田―加治木工、尚志館―国分中央、鹿児島城西―出水中央、鹿児島玉龍―鶴丸を好カードに挙げておく。新チーム結成から2カ月足らずで、各チームとも経験が少なく、大会を通じて力をつけてくるチームもあるだろう。ここに挙げた予想を覆す力を発揮するチームが出てくることを期待する。
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