第100回埼玉大会の地区割りが決定!南埼玉、北埼玉、どっちが熾烈?
練習中の星野高校
第100回埼玉大会の地区割りが決定!南埼玉、北埼玉、どっちが熾烈?
来年、第100回全国高等学校野球選手権記念埼玉大会は北部、南部に分けられることが決定したが、どういう地区割りで分けられるか、ご存じだろうか。まず埼玉の大会の流れから説明をしていきたい。
埼玉県は秋、春の公式戦で、東西南北の4地区で、地区予選が行われて県大会出場校を決めていく流れだ。地区ごとにはどんな実力校があるのか?まず上尾市、本庄市が中心の北部地区は伝統校・上尾や、本庄第一が中心。春日部市、加須市、越谷市が中心の東部地区は春日部共栄、花咲徳栄のお馴染みの伝統校と、新鋭校の叡明などがひしめいている。そしてさいたま市、川口市、蕨市が中心の南部地区は、浦和学院、埼玉栄の全国クラスの強豪や、県立川口、蕨、浦和実などの実力校が多く、そして南部地区は4地区の中で、加盟校が最も多い。
そして狭山市、川越市、所沢市が中心の西部地区は、市立川越、川越工、所沢商の伝統校に加え、全国大会の実績も豊富。そして鳥谷敬選手(阪神)の母校である聖望学園のお馴染みの学校だけではなく、この夏、ベスト4入りした山村学園、創部初のベスト16入りした星野、2015年秋4位の狭山ヶ丘、2015年春関東準優勝の川越東、新鋭・山村国際など、4地区の中で最も熾烈な地区である。
来年、東部と北部が北埼玉大会を戦い、南部と西部が南埼玉大会を戦う。埼玉の高校野球の関係者では、南埼玉が激戦という見方が強まっている。
では現場はこの地区割りについてどうとらえているのか。この夏、ベスト16入りした星野の飯野勝監督は、「やはり大変な大会になることは間違いありません」と言葉を残しているように、熾烈な戦いとなりそうだ。間もなく埼玉では非公式ながら、新人戦が行われる。この新人戦では2勝以上すれば、秋の地区予選でシードが与えられ、西部地区の強豪校とは当たらない仕組みとなっており、昨秋はシード9チーム中、8チームが県大会出場を決めている。
記念すべき第100回大会で最高の結果を残すために。埼玉は秋から熱い勝負が幕を開ける。