東日本大震災から6年。日々野球ができていることに感謝しよう
震災直後のグラウンド
東日本大震災から6年。日々野球ができていることに感謝しよう
2017年3月11日、東日本大震災から6年を迎えた。
この震災によって野球が続けられなくなったチームは多くあった。宮城水産は震災後、野球部専用グラウンドに仮設住宅が建設された。
昨年、選抜出場を果たした釜石(岩手県・釜石市)は野球部も含め6つの運動部が1つのグラウンドを共有しながらの活動を余儀なくされている。
震災から6年が経っても、まだ思うように練習が出来ていない高校はたくさんあって、むしろ、野球どころではなくなってしまった球児たちも多くいた。そんな中で、6年前の3月23日。第83回選抜高校野球大会が開幕された。選手宣誓を行った創志学園のキャプテン・野山慎介は、宣誓の最後をこう締めくくった。
「がんばろう!日本。生かされている命に感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います」
今日は、全国各地で今年度初の練習試合を実施したチームも多いはずだ。また、1週間後には第89回選抜高校野球大会も開幕する。
2011年3月11日に起きた東日本大震災のことを風化させることなく、毎日が当たり前にやってきて、当たり前に野球ができるこの生活に感謝し、生かされている命に感謝して、野球に取り組んでいきたい。