日ハムのアリゾナキャンプに浅間、清水など高卒3年目の選手が5人!実りあるキャンプにできるか?
3年目、飛躍を期する思いでキャンプ
に臨む浅間大基選手(写真は高校時代)
日ハムのアリゾナキャンプに浅間、清水など高卒3年目の選手が5人!実りあるキャンプにできるか?
2月1日から一斉にスタートするプロ野球12球団のキャンプ。北海道日本ハムは2月1日~10日にかけて、アメリカのアリゾナ州でキャンプを行う。キャンプメンバーが発表された。注目は今年高卒3年目を迎える選手たちで、5人が一軍キャンプのメンバーに選ばれている。
2014年ドラフト2位の清水優心(九州国際大附出身)は、高校時代から強肩強打の大型捕手として注目された。1年目からファームで83試合を経験し、昨年はファームで66試合に出場。一軍では5試合を経験し、8打数2安打とプロ初安打を放っている。次世代の正捕手候補として、今年3年目のパフォーマンスはかなり重要となってくる。
2014年ドラフト3位の浅間大基は同期入団した高濱祐仁とともに横浜のスラッガーとして活躍し、侍ジャパンU-18代表として第10回BFAアジア選手権に出場するなど、高校生を代表する大型外野手として活躍。浅間はプロ1年目から一軍で46試合に出場し、いきなり37安打を打つなど、高卒1年目の野手としては別格の成績を残した。さらなる活躍を誓った2年目の昨年は53試合に出場したものの、1年目を下回る21安打に終わり、悔しいシーズンとなった。今年は陽岱鋼選手が巨人に移籍してポジションが1つ空き、浅間にとってはレギュラー奪取へ向けて大きなチャンスが芽生えた。
2014年ドラフト4位の石川直也(山形中央出身)は、高校時代、191センチの長身から最速148キロのストレートと落差抜群のフォークを武器に3年夏の甲子園で2試合に登板。はまったときの速球が実に素晴らしい右腕であった。プロ入り後は中継ぎを中心に登板。昨年はファーム41試合に登板し、防御率3.53、三振は投球回(51)とほぼ同等の50奪三振を記録。そして念願の一軍初登板を果たしている。現在の球速は150キロを超え、伸び盛りの剛腕右腕として、今季はさらなる活躍が期待される。
2014年ドラフト6位の立田将太(大和広陵出身)は、2年春に選抜を経験。高校時代から意識高く取り組み、近畿地区屈指の右腕へ成長。プロ入り後は2年目から登板機会が増えて、昨年はファームで先発ローテーションに定着し、21試合に登板し2勝7敗に終わったが、防御率3.04と及第点といえる成績を残した。3年目は首脳陣へアピールし、一軍登板をかなえたいところ。
2014年ドラフト8位の太田賢吾(川越工出身)は、高校時代、投手と遊撃手を兼任したが、プロでは野手に専念。身体能力の高さが光る大型遊撃手として、1年目から二軍で93試合に出場。2年目も二軍で83試合に出場。将来、一軍で活躍するために実戦経験を重ねている。
2014年のドラフトでは、1位の有原航平選手(早稲田大卒)が1年目から新人王を獲得し、昨年も11勝を挙げ、リーグ優勝・日本一に貢献した。彼らが一軍で活躍すれば、2014年のドラフトは「黄金のドラフト」と語られるものになるだろう。だからこそ今年のキャンプは実りあるものにしたい。