ドラフト上位候補・増田珠(横浜)のミート力の高さを示す打撃成績とは?
増田珠(横浜)
ドラフト上位候補・増田珠(横浜)が誇るべき打撃記録は??
今年のドラフト候補として注目される増田珠(横浜)。走攻守三拍子揃った大型外野手として注目される。1年夏からレギュラーを獲得し、高い打撃力を発揮。2年春は故障で戦線離脱したが、夏前に復帰し、打率.440、3本塁打、8打点と高い打撃成績を残し、そんな増田は新チームでも3番を打ってチームを引っ張り、関東大会出場を決める神奈川県大会準決勝では本塁打を放ち、勝利に貢献した。そして関東大会でも活躍を見せ、評価を大きく上げた。
増田の打撃成績の中で特筆すべき点がある。それは2年夏から2年秋までの公式戦で81打席立っているが、なんと三振を1個もしていないのだ。とにかく増田はミート力が抜群。普通の打者ならば打ち取った打者だと思ったボールも増田の場合、ファールにしてしまう。それが現れたのが浦和学院戦だ。本格派左腕・佐野 涼弥から何度も粘り、適時打を打った。
今の時代、投手のレベルが高度化し、キレのある変化球を投げる投手が多くいる。好投手と対戦すると三振の量は増えてしまう。それでも増田はレベルが高い投手に対しても、しっかりと対応ができるのだ。選抜出場は厳しい立場となったが、いずれにしろ春季大会から注目の選手であることは間違いない。ぜひ世代をけん引する活躍を見せることを期待したい。