広島東洋カープ5巡目指名・アドゥワ 誠(投手・松山聖陵) 瀬戸内海渡り、身体を作って上昇若鯉の道へ!
■広島東洋カープ5巡目指名・アドゥワ 誠(投手・松山聖陵) 瀬戸内海渡り、身体を作って上昇若鯉の道へ!
10月20日(木)17時より東京都内で開催された「2016年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」においてセ・リーグ25年ぶり優勝を果たした広島東洋カープから5巡目指名を受けたアドゥワ 誠(3年・投手・右投右打・196センチ86キロ・熊本中央リトルシニア<熊本>出身)の指名あいさつが11月4日(金)、愛媛県松山市にある松山聖陵で行われた。
アドゥワ 誠投手の他に学校側からは渡部 正治校長・野球部の髙橋 慎吾部長、荷川取 秀明監督。広島東洋カープからは担当スカウトの白武 佳久スカウト部長(中四国地区担当)、末永 真史スカウトが出席。あいさつは校長室内において約30分に渡った。
その直後に行われた記者会見では、白武スカウトが「アドゥワくんは誰にも出せないストレートの角度があるし、チェンジアップも自在に操れる。特にチェンジアップを投げられるようになったことで、推薦できる要素が整った。先発完投型の投手になれるようにやってほしい」と、期待を寄せつつ、昨秋以降習得したチェンジアップが指名につながったことをはじめて明かすことに。
一方、アドゥワ投手は「負けない投手として、黒田 博樹投手のようにファンからもチームメイトからも信頼される投手になりたい。地に足を付けて1~2年は身体づくりをして3~4年後、一軍で投げられる投手になりたい」と抱負を述べ、真新しい広島東洋カープの帽子をかぶった際にはニッコリと微笑んだ。
最速145キロのストレート、チェンジアップ、縦スライダー、スローカーブの制球・高低・強弱を使い分け、松山聖陵を初の甲子園出場に導いた勝負強さを近未来、[stadium]MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島[/stadium]で発揮すべく。そして「愛媛県の選手は前から指名したいと思っていた。今回縁があって指名できてよかった。塹江 敦哉(高松北から2014年ドラフト3巡目で入団・侍ジャパンU-23代表)が踏んだ育成プログラムを彼にも踏んでもらって、がんばってほしい」と笑顔を見せる白武スカウト、そして日本シリーズをTV観戦しながら感じた「日本一熱い」ファンの期待に応えるために。
196センチ右腕は瀬戸内海を渡って上昇若鯉の一員となる1月の新人合同自主トレーニングへ向け、第二の故郷、松山で身体づくりの研鑽を積む。