【選手権奈良大会】智辯学園大本命も 隠れた優勝候補の存在は?
左から岡澤 智基(智辯学園)、森浦 大輔(天理)
【選手権奈良大会】智辯学園大本命も 隠れた優勝候補の存在は?
10日に開幕する第98回奈良大会。そんな奈良大会の見所を紹介していきたい。
■天理、関西中央、五條、奈良大附がカギとなるか
選抜優勝の勢いそのままに春も奈良を制した智辯学園が優勝の大本命だ。低く鋭い当たりを放つキャプテンの岡澤 智基(3年)が引っ張る打線は中軸に太田 英毅(2年)と福元 悠真(2年)の2人の2年がどっかりと座る。投手陣では非常に高い制球力を誇るエースの村上 頌樹(3年)は安定感抜群で大崩れしない。
さらに春季大会ではキレ味鋭いスライダーが武器の松本 大地(3年)が好投。準優勝を果たした近畿大会では準決勝、決勝で村上の連投と智辯学園松本竜也(2年)のリリーフをテストするなど夏を見据えて戦った。攻守共に地力がありこの夏も優位は動かない。
その智辯学園と準決勝で当たりそうなのが影の優勝候補・関西中央。強肩捕手の小口 丞太郎(3年)を攻守の要に大砲・水野 誉之(3年)と並んだ中軸はどこにも引けを取らない。奈良大会の会場となる[stadium]佐藤薬品スタジアム[/stadium]は両翼93メートル、フェンスの高さは2.3メートルとそれほど大きくなく、一発が飛び出す可能性は十分にある。秋は準々決勝、春は準決勝と一歩進んでいるが、どちらも敗れた相手は智辯学園。しかもスコアは同じで2対9。最後の夏に試合を決める一振りでリベンジしたい。
ただし、関西中央は3回戦で好投手・中内 亮太(3年)を擁する五條との対戦が予想される。初戦から中4日で迎える2戦目と好条件は揃うだけに、本格派右腕vs強打の主軸という対戦が実現すれば、注目の一戦となるかもしれない。五條と同ブロックには、春ベスト8で攻撃力も高い登美ヶ丘も見逃せないチームで、夏ではどんな戦いぶりを見せるのか。さらに隣の山には春ベスト8の平城や、伝統校・奈良郡山もダークホースとして期待がかかる。
反対側のゾーンでは天理が有力。ストレートに力があり1年時から公式戦で投げている森 浦大輔(3年)を中心に野手には力のある2年生が揃う。同じくシードの奈良大附がどこまで喰らいつけるか。
■注目校、注目選手に迫った抽選会前展望も要チェック!!
【盤石の野球を見せる智辯学園 智辯学園を追う注目校は?】