東京都出身の高校球児2名がファン投票でオールスターに選出!2人の共通点は?
東京都出身の高校球児2名がファン投票でオールスターに選出!2人の共通点は?
高校時代の山崎康晃選手
6月27日、マツダオールスターゲーム2016」ファン投票の最終結果が発表された。そこで気になったのは、東京都出身の高校球児が2名選出されていることだ。2人の共通点は単純な話かもしれないが、甲子園で活躍をしていることである。
まず1人目が山崎康晃(横浜DeNAベイスターズ)投手。帝京高校出身で、2009年夏の甲子園、2010年選抜に二度出場。甲子園2試合で5.1回を投げて無失点。いずれもリリーフからの登板だった。実は山崎投手は当時からリリーフに適正があった投手で、前田三夫監督も、「あいつは先発で投げると持続力がないから後半で打たれることが多かった。だからリリーフで投げるとちょうどよかった」と語るようにここからリリーフ・山崎康晃の人生が始まっていたのかもしれない。1年目に新人最多となる37セーブを挙げ、新人王を獲得。そして2年目も、ここまで17セーブと順調にセーブを積み重ねている。近年の帝京出身の投手では、一番出世頭の投手だろう。
高校時代の高山俊選手
そして新人ながらファン投票で選出されたのが高山俊選手。日大三時代は2010年春、2011年春、2011年夏と三度甲子園出場を果たし、58打数24安打、2本塁打、13打点。そして最後の夏は2本塁打、9打点、打率5割と甲子園のファンに強烈な印象を残して、優勝を決めた。あそこから日本の高校球界を代表する外野手になった高山は明治大進学後、東京六大学記録を塗り替える131安打を記録している。そして阪神にプロ入り後、70試合に出場して、270打数65安打、2本塁打、27打点、打率.256と大卒新人として及第点を与えられる成績だ。まだこんなものではないと思っているファンも多いはず。高山は高校時代、最終学年で開花したように、恵まれた素質を開花するにはしばらく時間がかかる選手である。ここまでの経験が後になって生きるはずなので、ぜひ暖かく見守ってほしい。
東京都、甲子園の舞台で躍動した東京出身の選手がプロの舞台で躍動しているのは、東京都の高校球児にとっても大きな刺激になるはずだ。ぜひこれからも東京都の高校球児に憧れられる選手になってほしい。