【U-18】若き侍の対戦相手を紹介! チェコ編
チェコはココ!日本から飛行機で約13時間!
【U-18】若き侍の対戦相手を紹介! チェコ編
連日熱戦が繰り広げられている第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ。日本の4戦目の相手は、ヨーロッパのど真ん中に位置するチェコ。
チェコのスポーツといえば、アイスホッケー。NHLにスター選手を数々送り込んでいたり、長野オリンピックで同国初の金メダルを獲得したりと日本人にも馴染み深い。また、サッカーやテニス、自転車競技も有名だ。
そして野球人気が高まっている欧州の中でも、特に盛り上がりを見せている国でもある。
2015年7月に行われた第28回ユニバーシアード競技大会では世界ランキング20位ながら5位と好成績を収めた。近年急速に力を付けてきているチェコの野球事情は、どんなものなのだろうか?
チェコの野球を語る上で欠かせないのは、野球連盟による指導と管理が行われ、質の高い教育が施されているという点だ。既定のプログラムが用意されており、連盟に許可を受けたコーチが指導する。そうした教育が、日本の10分の1以下の人口約1000万人の中から選手を効率よく育て上げ、国際大会でも活躍するなど実を結び始めている。
徹底管理を続けるには、納得できる透明性も重要だ。そんなことから、代表メンバーを決める際は、国内でトライアウトが行われる。今回の代表も、このトライアウトで選ばれたヤル気も力もある粒ぞろいのエリートたちだ。
だがそんな彼らも、将来野球で生計を立てられる選手は残念ながらごく限られている。国内にプロリーグが無く、せっかく高い水準で教育を受けたその先が見えないというのがチェコの大きな課題だ。国際大会で活躍し他国のスカウトの目に留まるという事が将来を切り拓くための一つのカギとなる。
そう、彼らにとって今回のW杯は、野球をやっている少年たちの夢の舞台であると同時に、未来を掴むチャンスでもあるのだ。勝負に対して相当強い意志を持っての参加が予想される。勝利のためには日本もチェコを上回る強い気持ちを持つことが求められるだろう。
【高校野球ドットコム編集部】
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