清宮幸太郎選手(早稲田実)の素顔を調査!第二弾・大島裕史氏が語る
清宮幸太郎選手(早稲田実業)
清宮幸太郎選手(早稲田実)の素顔を調査!第二弾・大島裕史氏が語る
この春の東京都大会は清宮幸太郎(早稲田実業)の登場で大きく盛り上がりました。
彼の活躍を再び振り返ると、3回戦の駒大高戦(試合レポート)で3番ファーストでデビュー。4回戦の早大学院戦(試合レポート)では3安打、準々決勝の関東一戦(試合レポート)では逆転3ランを放つなど、華々しい活躍を見せてきました。
そこで清宮選手を見た手束仁氏、大島 裕史氏の2人のライターに清宮選手についての印象を聞き出した「清宮幸太郎選手(早稲田実)の素顔を調査!」
第1弾では、手束氏(第1回記事)に語っていただきましたが、第2弾は、大島氏に清宮選手についての印象を語ってもらいました。
大島氏が語る清宮幸太郎 「現代の中西太(元西鉄)みたいな選手」
大島氏は清宮選手が登場した3試合をすべて取材。その清宮選手を見て感じたのは身のこなしの良さだという。
「ラグビーをやっていたというのもありますが、一塁の守備、走塁を見ると反転が効く選手で、身のこなしが良い。大型選手としてはなかなかない強みだと思いました。いわゆるアスリートだと思います」
また打撃については、手束氏同様、「フライの高さ」に驚かされたようだ。
「凡フライに終わっても、弾道が高い。これがすごいなと実感しました」と清宮選手は豪打だけではなく、フライの弾道の高さ、滞空時間の長さも実感しているようだ。
そして3試合取材して感じたのは、やはりしっかりとした受け答えだという。
「新聞各社だけではなく、テレビメディアも多く来ていました。15歳、16歳の高校生にとってはかなりのプレッシャーだと思うのですが、彼は堂々と受け答えができていましたし、プレッシャーを感じている様子も見られませんでした」
多くの人が注目されても、淡々と自分のプレーができて、また受け答えもできる。場慣れしていることが、勝負強さにつながっているかもしれない。
そんな清宮選手に対し、大島氏は「和製ベーブルースといわれますが、日本の選手ならば、かつて怪童と呼ばれた中西太さんではないでしょうか。長打力、アスリートと表現できる身体能力はもちろん、堂々としていて豪快な性格もまさに怪童と表現できると思います」
中西太氏は1952年~1969年まで西鉄ライオンズで活躍。豪快な打撃に加え、ずんぐりむっくりな体型で通算142盗塁を記録するなど、俊敏性を持った選手であった。また豪快な打撃のエピソードも数多くあり、清宮とだぶるところがあったのだろう。
両者の意見を統合すると
・身のこなしが柔らかい
・豪快の打撃は凄いが、フライの弾道の高さも注目
・多大な注目をされても堂々とプレーできる精神力の強さ
上記の3点が分かった。やはり並の高校1年生ではないことは確か。今後も多大な注目をされていくが、どんな伝説を残していくのか、日本中の野球ファンが楽しみにしている。
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