田嶋、福田などチームに欠かせない戦力を次々と指名した17年オリックスドラフト
2017年1位・田嶋 大樹
白熱としたオリックスと東京ヤクルトの日本シリーズ。今回は、オリックスの2017年ドラフトを振り返っていきたい。
<2017年>
1位:田嶋 大樹(JR東日本)
2位:鈴木 康平(日立製作所)
3位:福田 周平(NTT東日本)
4位:本田 仁海(星槎国際湘南)
5位:西村 凌(SUBARU)
6位:西浦 颯大(明徳義塾)
7位:廣澤 伸哉(大分商)
8位:山足 達也(Honda鈴鹿)
育成1位:稲富 宏樹(三田松聖)
育成2位:東 晃平(神戸弘陵)
育成3位:比屋根 彰人(飛龍)
育成4位:木須 デソウザ フェリペ(御殿場西)
まず1位の田嶋は今季自己最多の8勝を挙げ、通算21勝。昨年から2年続けて100回以上投げており、今年も規定投球回に到達。シーズン優勝に大きく貢献し、日本シリーズでも登板を経験した。
K-鈴木は150キロ超えの速球を武器に、自己最多の34試合登板し、日本シリーズでも三者連続三振を奪った。3位の福田は4年連続で300打席以上に立ち、特に今年は優勝に欠かせない戦力となった。マルチで活躍する福田の人気は高まっている。4位の本田は今季2試合に登板。速球とフォームが魅力的な大型右腕で、化けることを期待したい。
5位の西村は通算92試合だが、印象的な活躍が多く、貢献度が高い外野手だ。6位の西浦は高卒3年目まで128試合に出場したが、特定疾患である両側特発性大腿骨頭壊死症の影響で、高卒4年目の現役引退が決まった。7位の廣澤は20年に23試合に出場。8位の山足は今季53試合に出場。ユーティリティ性野手として首脳陣からの評価も高い。
即戦力左腕、即戦力内野手、即戦力中継ぎ、ユーティリティプレイヤーと
チームには欠かせない存在を多く指名できた年であり、中嶋監督の体制になってから、持ち味を発揮している選手が多い。