18年の千葉ロッテドラフトはパ・リーグNO.1!10勝の小島に、山口&藤原コンビらが熱い!
藤原 恭大、小島 和哉
クライマックスシリーズに臨む千葉ロッテ。近年、躍進を遂げているのはドラフトの成功が大きいだろう。成果が大きかった。
<2018年>
1位:藤原 恭大(大阪桐蔭)
2位:東妻 勇輔(日本体育大)
3位:小島 和哉(早稲田大)
4位:山口 航輝(明桜)
5位:中村 稔弥(亜細亜大)
6位:古谷 拓郎(習志野)
7位:松田 進(Honda)
8位:土居 豪人(松山聖陵)
育成1位:鎌田 光津希(徳島インディゴソックス)
1位の藤原は8月に月間MVPを受賞し、3年間で8本塁打。今季は自己最多の78試合、5本塁打と着実に数字を伸ばしている。千葉ロッテファンが望んでいるのは山田哲人(履正社-東京ヤクルト)、岡本和真(智辯学園-巨人)のような大ブレイク路線だろう。藤原はそれが実現できるほどのポテンシャルの高さがあり、そうなれば千葉ロッテの優勝確率は大きく高まるのではないか。
速球投手の東妻は1、2年目、一軍のレベルの高さを痛感しながらも、この3年目には37試合で防御率2.88、4ホールドと結果を残した。
3位の小島は1年目から、勝ち星が3勝→7勝→10勝と、一歩ずつ積み上げていって、3年目で開花という理想的な成長パターンを描いている。さらに規定投球回に達し、離脱も少なく、大卒投手としてはこれ以上ない貢献度を見せている。
4位の山口は今季78試合で9本塁打と、来季に期待をもたせる結果を残した。山口・藤原のコンビが躍動する形になれば楽しみだ。5位の中村稔は3年連続で10試合以上登板。5位の大卒投手としては一定の成果を残している。
6位の古谷のポテンシャルの高さは、下位からブレイクした二木康太(鹿児島情報、13年6位)、種市 篤暉(八戸工大一、16年6位)に負けていない。どれだけレベルアップできるか注目したい。
8位の土居は今季14試合に登板。スピードボールは魅力的なので、一軍での経験を糧にどれだけ実戦力を高められるか注目していきたい。
このドラフトは戦力外となった松田を含めて、本指名選手は全員一軍を経験した。ここまでの成功度、将来性を考えると、パ・リーグではもっとも成功しているのではないか。現在の千葉ロッテの主力選手は2010年以降のドラフトから必ず1人は活躍選手がでており、それが優勝争いの要因となっているのがわかる。